12月19日、東京・代々木第一体育館で全日本選手権が開幕。初日は女子のシングル・ショートプログラム(SP)が行なわれ、前回王者の19歳、坂本花織は、69・95点で3位スタートとなった。
自身も納得のいかない結果であったことは間違いない。冒頭のコンビネーションジャンプ、3回転フリップ+トゥーループでは、後者が回転不足をとられた。
「緊張していて、足がすごくブレていた。よくこらえきれたなという感じ。ただ、その後はフリップのことは忘れて、演技をしようと。そう短い時間で切り替えられたので、それは良かった」
今季のグランプリ・シリーズでファイナル進出を逃した坂本にとって、ここまで試合のない期間が続いたことは「久しぶり」だったそう。そのため、試合を重ねながら調整してきた”感覚”が合わせにくかったという一面もあるようだ。
だが、空いた時間はスピンなどの技に磨きをかけるために使い、この全日本選手権に照準を合わせてきた。
坂本が21日に挑むフリーのプログラムは、映画『マトリックス』がテーマ。前回女王としての自分を忘れ、「頑張りたい。ここまで作り上げてきたマトリックスを思い切り滑って、最後にベストな状態で終わるようにしたい」と前を向いた。
1位の紀平梨花(73・98点/4・03点差)、2位の宮原知子(70・11点/0・06点差)を追う立場となるが、「3位との差も少ないので、追い抜かれないようにしたい」と冷静に分析。4位樋口新葉(68・10点/1・85ポイント差)、5位山下真瑚(66・64点/1・15ポイント差)の追随をかわしながら、逆転優勝を目指すことになる。
今回の全日本選手権に向けて、”最後まで諦めずにやること”に取り組んできたという坂本。その熱意は、フリーで実を結ぶだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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自身も納得のいかない結果であったことは間違いない。冒頭のコンビネーションジャンプ、3回転フリップ+トゥーループでは、後者が回転不足をとられた。
「緊張していて、足がすごくブレていた。よくこらえきれたなという感じ。ただ、その後はフリップのことは忘れて、演技をしようと。そう短い時間で切り替えられたので、それは良かった」
今季のグランプリ・シリーズでファイナル進出を逃した坂本にとって、ここまで試合のない期間が続いたことは「久しぶり」だったそう。そのため、試合を重ねながら調整してきた”感覚”が合わせにくかったという一面もあるようだ。
だが、空いた時間はスピンなどの技に磨きをかけるために使い、この全日本選手権に照準を合わせてきた。
坂本が21日に挑むフリーのプログラムは、映画『マトリックス』がテーマ。前回女王としての自分を忘れ、「頑張りたい。ここまで作り上げてきたマトリックスを思い切り滑って、最後にベストな状態で終わるようにしたい」と前を向いた。
1位の紀平梨花(73・98点/4・03点差)、2位の宮原知子(70・11点/0・06点差)を追う立場となるが、「3位との差も少ないので、追い抜かれないようにしたい」と冷静に分析。4位樋口新葉(68・10点/1・85ポイント差)、5位山下真瑚(66・64点/1・15ポイント差)の追随をかわしながら、逆転優勝を目指すことになる。
今回の全日本選手権に向けて、”最後まで諦めずにやること”に取り組んできたという坂本。その熱意は、フリーで実を結ぶだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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