腰痛による戦線離脱からようやく本格復帰を果たした日本代表の主将・石川祐希。気になる現在のコンディションや年明けから始まる連戦へ向けて、現地イタリアでインタビューに応えてくれた。
【PHOTO】16年ぶりの自力出場を決めた“龍神NIPPON”!笑顔の選手たちを厳選ショットで特集! 取材に訪れたのは、イタリアリーグ/スーペルレーガの2023-24シーズン前半最終日(現地12月26日)に行なわれた2位ペルージャと7位ミラノの一戦(順位は試合開始時)。ミラノは大逆転でフルセットマッチを制して勝利を収めた。昨季のプレーオフ準決勝進出を決めた大一番に続き、リーグきっての強豪を相手に敵地で2連勝。第1セットを大差で先取されたチームを、奮い立たせたのは2セット目からコートインした背番号14だった。
11月後半に開催された欧州CEVカップのラウンド16/1stレグで途中交代して以来、離脱が続いていた石川は、直近2試合に守備のみで出場。およそ1か月ぶりの攻撃参加で勝利に大きく貢献し、完全復活へのスタート地点に立った。その試合直後に話を聞いた。
何よりもまず知りたかったのは、日本で応援するファンも気を揉んでいるであろう現在のコンディション。
この日の本格復帰は、年明けと見られていた当初の予定を早めたのか? と尋ねると、「(ロベルト・ピアッツァ)監督からは、1セット目から出られる準備をしておいてと言われていました」と回答。調整は順調に進んでいたようだ。
久々の攻撃を含めた実戦の感触については、「内容は悪くなかったと思っています。久しぶりにコートに戻ってきてペルージャ相手に勝てたのは良かったです。(感触は)まだまだ全然良くないですけど」と語り、復帰した安堵とともにさらなる改善の必要性も感じているようだ。
現時点のコンディションを聞いてみると、「そうですねぇ、たぶん60%ぐらいじゃないかなぁ」とのこと。続けて、「トレーニングはまだ全然できていないですし、ボールを触り出してからまだ1週間たっていなくて、、、6対6(ゲーム形式の練習)も3、4日前に始めたばかりなんです」と直近の状況を詳しく明かしてくれた。
本来のパフォーマンスを取り戻すにはまだ時間が必要な様子。「まだそんな感じですけど」との前置きの後、「試合の中で調整できたかなと思います」とコメントするなど、攻守で実戦を経験したことで調整をさらに一歩前進させられたようだ。
しかしながら、ペルージャ戦では、最終局面に完璧なレセプションでリードを呼び込むと、後衛から放った渾身のブロックアウトで背後に迫る相手を突き放してマッチポイント。あのガッツポーズと雄叫びがコートに戻ってきた。激闘の行方を決定づける勝負強さは、現地で“ペルージャ・キラー”と呼ばれる所以なのだ。
【PHOTO】16年ぶりの自力出場を決めた“龍神NIPPON”!笑顔の選手たちを厳選ショットで特集! 取材に訪れたのは、イタリアリーグ/スーペルレーガの2023-24シーズン前半最終日(現地12月26日)に行なわれた2位ペルージャと7位ミラノの一戦(順位は試合開始時)。ミラノは大逆転でフルセットマッチを制して勝利を収めた。昨季のプレーオフ準決勝進出を決めた大一番に続き、リーグきっての強豪を相手に敵地で2連勝。第1セットを大差で先取されたチームを、奮い立たせたのは2セット目からコートインした背番号14だった。
11月後半に開催された欧州CEVカップのラウンド16/1stレグで途中交代して以来、離脱が続いていた石川は、直近2試合に守備のみで出場。およそ1か月ぶりの攻撃参加で勝利に大きく貢献し、完全復活へのスタート地点に立った。その試合直後に話を聞いた。
何よりもまず知りたかったのは、日本で応援するファンも気を揉んでいるであろう現在のコンディション。
この日の本格復帰は、年明けと見られていた当初の予定を早めたのか? と尋ねると、「(ロベルト・ピアッツァ)監督からは、1セット目から出られる準備をしておいてと言われていました」と回答。調整は順調に進んでいたようだ。
久々の攻撃を含めた実戦の感触については、「内容は悪くなかったと思っています。久しぶりにコートに戻ってきてペルージャ相手に勝てたのは良かったです。(感触は)まだまだ全然良くないですけど」と語り、復帰した安堵とともにさらなる改善の必要性も感じているようだ。
現時点のコンディションを聞いてみると、「そうですねぇ、たぶん60%ぐらいじゃないかなぁ」とのこと。続けて、「トレーニングはまだ全然できていないですし、ボールを触り出してからまだ1週間たっていなくて、、、6対6(ゲーム形式の練習)も3、4日前に始めたばかりなんです」と直近の状況を詳しく明かしてくれた。
本来のパフォーマンスを取り戻すにはまだ時間が必要な様子。「まだそんな感じですけど」との前置きの後、「試合の中で調整できたかなと思います」とコメントするなど、攻守で実戦を経験したことで調整をさらに一歩前進させられたようだ。
しかしながら、ペルージャ戦では、最終局面に完璧なレセプションでリードを呼び込むと、後衛から放った渾身のブロックアウトで背後に迫る相手を突き放してマッチポイント。あのガッツポーズと雄叫びがコートに戻ってきた。激闘の行方を決定づける勝負強さは、現地で“ペルージャ・キラー”と呼ばれる所以なのだ。