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マラソン・駅伝

城西大が往路3位の大躍進! 5区を担った山本唯翔の称号『山の妖精』が異例な注目で急上昇!「パワーワードすぎ」「もはや大喜利」【箱根駅伝】

THE DIGEST編集部

2024.01.02

4区から襷を引き継いだ城西大4年・山本(右)は区間新記録をマークする力走を見せた。写真:滝川敏之

4区から襷を引き継いだ城西大4年・山本(右)は区間新記録をマークする力走を見せた。写真:滝川敏之

 2024年1月2日、今年で100回目を迎えた箱根駅伝が行なわれ、青学大が2年ぶり6度目の往路優勝を果たした。タイムは5時間18分14秒で往路新記録。2位には史上初の2年連続「駅伝三冠」を狙う駒澤大、3位には城西大が入り、明日の午前8時にスタートする復路で記念大会の王者が決まる。

 往路3位という大躍進を果たした城西大に「山の妖精」が舞い降りた。

 往路の最後を飾る最大の難所・箱根の山登りを担ったのは4年生の山本唯翔だった。前回大会は1時間10分4秒の区間新記録をマークして区間賞を獲得した山のエキスパートが、今大会もチームを牽引した。

 トップを走る青学大と3分35秒差の3位で襷を受けた山本は、11.9キロ付近でその差を35秒も縮める快走ぶりを発揮。昨年自身が打ち立てた区間記録よりも、23秒速いペースで刻む力走を見せた。

 2強を捉えることはできなかったが、最後は笑顔でゴールテープを切り、1時間9分15秒という驚異的な区間新をマーク。2012年の5位を上回る過去最高順位となる3位に入り、かつて「元祖山の神」と呼ばれた順大の今井正人、柏原竜二(東洋大)、神野大地(青学大)と紡いできた系譜に、妖精・山本がその名を刻んだ。
 
 さらなる進化を見せた城西大4年生ランナーの山登りはSNS上でも大きな話題となった。加えて、テレビ中継でのアナウンサーが「山の妖精」「妖精から神になれるのか」などと連呼したことが拍車をかけ、そのパワーワードが注目の的となりX(旧ツイッター)では一時トレンド入りする事態に発展した。

 コメント欄には「山の妖精とか山にどんだけ種族いんだよ」「パワーワードすぎて草」「もはや大喜利」「今年は面白い異名の選手が多いね」など、駅伝ファンで活況を呈した。

 山の妖精が素晴らしい流れを作った城西大。すべてが決まる復路で、チームは目標である「総合3位以内」を成し遂げることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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