東京五輪で金、銀、銅のメダル３つを獲得した卓球女子の伊藤美誠（スターツ）が、パリ五輪のシングルス出場２枠から漏れることが決まった。

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　東京・東京体育館で開かれている『全日本選手権』。五輪代表を争う最終“選考レース”に位置付けられた大事な一戦で、伊藤は無念にもベスト16で姿を消した。

　スーパーシードの伊藤は１月26日に登場。初戦から苦戦続きで２試合連続でフルゲームの辛勝も、木村香純（トップおとめピンポンズ名古屋）との６回戦で力尽きた。ゲームカウント３‐１とリードを奪ったものの、第５ゲームで流れを悪くすると、第６ゲームも落とす。最終ゲームでは動きが硬く、いきなり７連続失点。そこから粘りを見せるも、７-11で黒星を喫した。
  　早田ひな（日本生命）がすでに選考ポイントで１枠目に入っていることから、最後の切符を巡り平野美宇（木下グループ）との一騎打ちとなっていた今大会。平野は順当に勝ち上がりベスト８に進出していることから、伊藤に勝ち目がなくなったため、個人での出場の可能性はなくなった。

　長らく日本のエースとして君臨してきた23歳のまさかの敗退にファンも驚きを隠しきれない。「マジか～」「うーわ終わったー」「不本意だろうが勝負の世界は厳しい」「こんな形で代表争いが決着するとは」「数年前は日本でNo. １だったのにね」とネット上では嘆きの声が上がっている。

構成●THE DIGEST編集部

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