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フィギュア

【男子フリー滑走順】羽生結弦が4年ぶりに大会制覇か、宇野昌磨の4連覇か? 高橋大輔は男子シングル最後のフリーに挑む!【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2019.12.22

公式練習に姿を見せた高橋(左)、羽生(中央)、宇野(右)。 写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

公式練習に姿を見せた高橋(左)、羽生(中央)、宇野(右)。 写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 12月19日から東京・代々木体育館で開催されている全日本選手権は、22日の17時から男子のフリースケーティングが行なわれる。

 ショートプログラム(SP)で首位に立ったのは、先日、イタリア・トリノでのグランプリ(GP)ファイナルに参加した羽生結弦。過酷な日程にも関わらず、SPでは圧巻の演技を披露して110・71点をマーク。国内大会のため非公式扱いだが、自身の持つSP最高数値を更新した。

 当日の公式練習ではフリープログラム『Origin』の前半のジャンプは滞りなく着氷、後半はコンビネーションジャンプや踏切などを入念に確認しながら調整を行なっていた。構成予定にはない4回転ルッツも着氷させていたが、組み込まれるのかは不明だ。

 2位には105・71点を叩き出した宇野昌磨。上位2位はこのふたりの争いとなる。宇野はSPでは、ジャンプのキレが戻り、本来の溌剌としたスケーティングで”復調”をアピールした。公式練習でも、4回転サルコー、4回転トゥループなど予定しているジャンプは一通り成功させ、好調ぶりが窺えた。ミスをいかに少なくし、羽生にどこまで肉薄できるか。

 また、ジュニアGPファイナルを制し、SPではぶっつけ本番の4回転トゥループを成功させて3位につけた佐藤駿は、練習ではやや緊張していたか。しかし、4回転トゥループ、4回転ルッツなどは調整を重ねながら、きっちり着氷させていた。イタリア・トリノで観客を魅了した『ロミオ&ジュリエット』を披露する。

 そのほか、アイスダンスへの転向を発表し、今回が男子シングル最後の挑戦となる高橋大輔は第2グループに登場。練習ではトリプルアクセルなどの3回転ジャンプのほか、再び4回転トゥループで着氷。小さくガッツポーズしていたが、果たして本番でのお披露目はいかに。

 ほかにも、最終第4グループには田中刑事、島田高志郎、佐藤洸彬らが登場。いずれも4回転ジャンプを組み込んだ構成で、表彰台を狙う。

 第3グループでは、練習で4回転ジャンプとトリプルアクセルを複数着氷させていた友野一希の好調ぶりが印象的。佐藤とともにジュニアGPファイナル出場を果たした鍵山優真は、冒頭に4回転+2回転トゥループを予定した”攻め”の構成で、上位進出を狙う。

 また、SP21位の小田尚輝(倉敷芸術科学大学)は、発熱のため棄権すると発表されている。
 
 主な選手の滑走順はこちら。

【男子シングルFS滑走順】(所属/SP順位・点数)
・第2グループ/18:46~
12 高橋大輔(関西大学KFC/14位66・95点)

・第3グループ/19:27~
13 中村 優(関西大学/10位74・39点)
14 須本光希(関西大学/12位72・81点)
15 友野一希(同志社大学/11位73・06点)
16 本田 ルーカス剛史(綾羽高校スケート部/9位75・72点)
17 木科雄登(金光学園/8位77・15点)
18 鍵山優真(星槎国際高等学校横浜/7位77・41点)

・第4グループ/20:23~
19 島田高志郎(木下グループ/5位80・59点)
20 佐藤洸彬(南部美人/6位78・84点)※20:31頃~
21 田中刑事(倉敷芸術科学大学/4位80・90点)※20:39頃~
22 佐藤 駿(埼玉栄高校/3位82・90点)※20:47頃~
23 宇野昌磨(トヨタ自動車/2位105・71点)※20:55頃~
24 羽生結弦(関西大学KFSC/1位110・72点)※21:03頃~

構成●THE DIGEST編集部

【全日本フィギュア選手権・男子練習 PHOTO】羽生のショート、フリーの完全制覇か。宇野らの逆転優勝はあるか

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