1月23日に行なわれたボクシングWBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチでは、壮絶な打ち合いが展開された。王者の寺地拳四朗(BMB)と、挑戦者として試合に臨んだカルロス・カニサレス(ベネズエラ)の一戦は12ラウンドまで両者が戦い抜き、判定2-0で寺地が防衛を果たしている。
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2回には寺地が、3回にはカニサレスがそれぞれダウンを奪うという、序盤から相手を倒しにかかる接近戦が繰り広げられた。判定でもわずか2ポイント差での決着となり試合後には王者の口から、相手の強さを称える言葉や、「反省点がたくさん見つかった」など激戦後の心情が聞こえている。
寺地は5戦連続KO勝利とはならず、元世界王者の攻撃に劣勢に立たされる場面も少なくなかった。戦前の寺地の描いていたプラン、さらにファンの期待通りの内容ではなかったことは間違いないだろう。
しかし、米老舗ボクシングメディア『The Ring』は両者の戦いに高い評価を送っている。現地時間1月25日、公式サイト上でこの試合を振り返っており、「試合は開始のゴングから、両者とも早い段階でダメージを与えようとするスピーディで熱狂的なものだった」と評した。
さらに「テラジは予想以上の接戦を演じたが、2人の戦いはファイト・オブ・ザ・イヤーを決める今年序盤の指標となった」と激闘となった試合内容の印象も綴っている。
また、他にも「ボクシングファンの中には軽量級を支持しない人もいると思うが、これは小さなボクサーがどれだけ優れているかを証明した」と両者のファイトを称えており、加えて接戦を制した王者には「今後、テラジがどのような活躍を見せるのか。この試合の前ではさらなる統一戦か、フライ級へのステップアップを希望しているとのことだった」と指摘。
その上で、プロ入り以降主戦場としているライトフライ級で長いキャリアを積んでいることを踏まえ、「このような戦いはファイターにとって大きな負担となる。テラジがライトフライ級で4団体王座統一に挑戦する試合を確保できるのか、それともフライ級に転向して2階級制覇の世界王者を目指すのか、興味深いところだ」と見通している。
カニサレスを相手に防衛を果たした後、リング上で今後のビジョンについては語ることはなかった寺地。しかし、32歳のチャンピオンは、これから実現を目指すさらに大きな野望を見据えているはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】寺地拳四朗が壮絶カニサレス戦ビフォーアフターの顔面公開
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2回には寺地が、3回にはカニサレスがそれぞれダウンを奪うという、序盤から相手を倒しにかかる接近戦が繰り広げられた。判定でもわずか2ポイント差での決着となり試合後には王者の口から、相手の強さを称える言葉や、「反省点がたくさん見つかった」など激戦後の心情が聞こえている。
寺地は5戦連続KO勝利とはならず、元世界王者の攻撃に劣勢に立たされる場面も少なくなかった。戦前の寺地の描いていたプラン、さらにファンの期待通りの内容ではなかったことは間違いないだろう。
しかし、米老舗ボクシングメディア『The Ring』は両者の戦いに高い評価を送っている。現地時間1月25日、公式サイト上でこの試合を振り返っており、「試合は開始のゴングから、両者とも早い段階でダメージを与えようとするスピーディで熱狂的なものだった」と評した。
さらに「テラジは予想以上の接戦を演じたが、2人の戦いはファイト・オブ・ザ・イヤーを決める今年序盤の指標となった」と激闘となった試合内容の印象も綴っている。
また、他にも「ボクシングファンの中には軽量級を支持しない人もいると思うが、これは小さなボクサーがどれだけ優れているかを証明した」と両者のファイトを称えており、加えて接戦を制した王者には「今後、テラジがどのような活躍を見せるのか。この試合の前ではさらなる統一戦か、フライ級へのステップアップを希望しているとのことだった」と指摘。
その上で、プロ入り以降主戦場としているライトフライ級で長いキャリアを積んでいることを踏まえ、「このような戦いはファイターにとって大きな負担となる。テラジがライトフライ級で4団体王座統一に挑戦する試合を確保できるのか、それともフライ級に転向して2階級制覇の世界王者を目指すのか、興味深いところだ」と見通している。
カニサレスを相手に防衛を果たした後、リング上で今後のビジョンについては語ることはなかった寺地。しかし、32歳のチャンピオンは、これから実現を目指すさらに大きな野望を見据えているはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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