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モータースポーツ

2024年で角田裕毅とダニエル・リカルドのどちらかがF1キャリアを終えると著名コメンテーターが予想! 「V-CARB」の新車は「かなり良くなる」

THE DIGEST編集部

2024.01.30

「Visa Cash App RB」のダニエル・リカルド(左)と角田裕毅(右)。(C)Getty Images

「Visa Cash App RB」のダニエル・リカルド(左)と角田裕毅(右)。(C)Getty Images

 昨季までの「アルファタウリ」が「Visa Cash App RB」と名称を変えたことが大きな話題となっている中、このイタリア籍のチームはすでに始動しており、イモラでは角田裕毅、ダニエル・リカルドは2022年型マシン「AT03」を駆り、プライベートテストを行なっている。

 ローラン・メキーズ、ピーター・バイエルの舵取りの下で新時代を迎えた「V-CARB(チーム内ではこの略称が使われている)」は、姉妹チームであるレッドブルとの連係をより密にすることを明言しており、また昨季終盤に導入したアップデートが奏功して大量ポイントを獲得したことから、今季は過去2シーズンの不振を脱却し、中団争いのトップを争うことも期待されているようだ。

 ドライバーも、角田については誰もが昨季の成長ぶりを評価しており、リカルドもシーズン途中の起用で徐々に調子を上げ、自身でも完全復活に向けての手応えを掴んでいるようだ。首脳陣が求めた「経験と速さ」をともに備えているだけに、こちらも大きな期待を寄せられている。
 
 2人が切磋琢磨することで、チームが飛躍することが求められているわけだが、元フェラーリのチームマネジャーで、ジャーナリストやコメンテーターとしても活動してきたピーター・ウィンザー氏は、このチーム内対決は両ドライバーに利益をもたらすものではなく、「2025年にはどちらかがグリッドから姿を消すことになる」との見解を示した。

 かつて新たなF1チームの創設も画策した現在71歳のオーストラリア人コメンテーターは、F1ポッドキャストで「ダニエルとユウキの対決には非常に興味がある。実際のところ、もしユウキがダニエルを圧倒しなければ、彼のキャリアはおそらく終わるだろうし、逆にダニエルもユウキを圧倒しなければ、そのキャリアは終焉を迎えるだろう。ゆえに、両ドライバーにとって今季は多くのものが懸かっている」と語った。
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