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バレーボール

「感動レベルの完璧打!」石川祐希のバックアタックに元伊代表も感嘆!ミラノは 高橋藍を擁するモンツァに敗れ7位へ後退

THE DIGEST編集部

2024.02.16

チーム最多の14得点をあげた石川だが、チームは黒星を喫した。(C) Lega Pallavolo Serie A

チーム最多の14得点をあげた石川だが、チームは黒星を喫した。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間2月14日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン後半8節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノと同代表の高橋藍が今季に加入したミント ヴェロ バレー・モンツァが対戦した。試合は、モンツァがセットカウント3‐1(25-21、25-23、20-25、25-16)でアウェー戦に勝利して、今季のロンバルディアダービーは1勝1敗のドローで決着した。

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 イタリア北部のロンバルディア州に本拠地を置く6位ミラノと7位モンツァが激突したダービーは順位争いと同時に、日本はもちろん現地でも人気絶大な日本代表の石川と高橋が揃う一戦。ミラノがアウェーでストレート勝利を収めたシーズン前半12月の対戦を石川が腰痛により欠場したことで、今回はアタックを打ち合う両選手の激突を期待する声が高まった。しかし、高橋が現地1月24日に行なわれた後半5節のヴェローナ戦で左足首を負傷して復帰途中のため守備での途中出場に留まり、レギュラーシーズンでの本格的な直接対決は実現しなかった。

 ミラノは、左膝半月板損傷による術後で回復を待つミドルブロッカー(MB)の主将マッテオ・ピアノ(イタリア)に加え、アウトサイドヒッター(OH)のマテイ・カジースキ(ブルガリア)が筋肉系の故障により離脱中。厳しい状況に直面するチームは、直近の7節で10位パドヴァに想定外の黒星を喫して5位から6位へ後退したばかりだ。
 
 入れ替わって5位につけたのがモンツァ。今季は、ミラノが3年連続で決勝の舞台を逃したコッパイタリアでクラブ初の4強入りを果たすとその勢いのまま準優勝を飾り、欧州大会CEVチャレンジカップでも決勝へ駒を進めるなど、好調を維持している。セッターを務める通称カショパことフェルナンド・ジル クレリン(ブラジル)を要に、OHスティーブン・マーとオポジット(OP)アーサー・シュワーツに加えて、OHエリック・レプキーが高橋の不在を埋める活躍を続けるなど、カナダ代表トリオが高い攻撃力でチームをけん引。また、ミラノのMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が首位に座るブロックランキングでは、20位以内にイタリアMBコンビのマルコ・ガッジーニとガブリエレ・ディ マルティーノ、シュワーツの3選手がランクインしている。

 石川は3試合連続でキャプテンを任され、司令塔パオロ・ポッロ(イタリア)、OHオスニエル・メルガレホ(キューバ)、MBのロセルとマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、オポジット(OP)フェレ・レゲルス(ベルギー)とともに先発出場。プレーオフで昨年の4強入りを上回りクラブ史を更新するためにも勝点を積み上げたいところだったが、苦戦が待ち受けていた。
 
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