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「ユウキは強力」スプリント8位入賞&予選Q3進出の角田裕毅にRB首脳陣も賛辞! 本人は「予選はベストではなかった」と反省も

THE DIGEST編集部

2024.05.05

スプリントで8位入賞を果たした角田。決勝レースでのダブルポイントを期待したい。(C) Getty Images

 F1第6戦のマイアミ・グランプリは、5月4日にスプリントと予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、前者では8位入賞を飾り、後者ではQ3進出を果たし、10番グリッドを手にしている。

 初日はアップグレードを施された「VCARB01」から好感触を得ながらも、スプリント予選ではSQ2でのワンアタックが奏功せず15番手に止まった角田だったが、スプリントでは混乱のレースの中でルイス・ハミルトン(メルセデス)らとのバトルを展開。チェッカーフラッグは9番目に受けたものの、後にハミルトンがピットレーンでのスピード違反でタイムペナルティーを受けたことで入賞圏内の8位に繰り上がり、1ポイントを獲得した。

 そして午後の予選、全体12番手となる1分28秒324でQ1を突破すると、Q2では1分28秒167を計測して9番手。日本GP以来2戦ぶりに駒を進めたQ3では、1分28秒192のベストタイムで10番手となり、スプリントに続いてのダブルポイント獲得の可能性を残した。

 結果を残せた2日目を終えた角田は、チームの公式サイト等を通して両セッションを振り返っている。スプリントではチームメイトのダニエル・リカルドが4位の好成績を残したこともあり、「チームにとっては嬉しいことであり、スタッフやダニエルにはおめでとうと言いたいです」と祝福の意を示しながらも、自身のレースについては「僕にとっては、とても複雑な気持ちです」として、以下のように続けている。

「最終的に、ルイスとの戦いには負けました。もし彼がペナルティーを受けていなければ、僕は9位でした。ルイスは僕を抜くために、とても良いドライビングを見せました。彼に対し、もっと上手に守れていたら、彼の前でゴールできたかもしれません。ドライバーとして、バトルに敗れるのは悔しいけど、それでも楽しめたし、学ぶことができる経験でした。完全には満足していませんが、昨日全てを上手くまとめられなかったということもあり、ポイント獲得でチームに恩返しできたことは嬉しいです」
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「ジェットコースターのような1日となったが、非常にポジティブな結果が得られた」