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RBのチーム内競争に明暗…「僕を少しイライラさせている」角田裕毅に後れをとるリカルドの胸中を海外メディアが報道「もっといい結果を出したい」

THE DIGEST編集部

2024.06.02

RBのドライバーを務める角田(左)とリカルド(右)。予選、決勝ともに角田が大きくリードしている状況だ。(C) Getty Images

 今シーズンのF1グランプリにおいて、角田裕毅の所属するビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)は現在、コンストラクターズランキングで6位につけている。ここまでのトータル24ポイントの内、ほとんどは開幕から好調を持続する角田の走りにより得られてきたものだ。

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 一方で、チームメイトとして角田とコンビを組むベテランのダニエル・リカルドは苦難のシーズンを送っている。入賞圏内でのフィニッシュを続けている角田とは対照的に、リカルドのポイントゲットはマイアミGPでのスプリントのみ。通算8勝を記録する34歳にしては、物足りない数字であることは明らかだ。

 そのリカルドの現在の胸中を米メディア『FOX SPORTS』が伝えている。現地時間6月1日にRBチームの特集記事の中では、「ダニエル・リカルドは今シーズンがもっと違った展開になることを望んでいた」と綴られている。

 さらに、「チームメイトのツノダは8レースを終えて、予選で7勝1敗、レースで6勝1敗(2人とも中国GPでリタイア)、ドライバーズ選手権では19点を挙げ、5点のリカルドに対しリードを広げている」とここまでの両者のリザルトにも言及している。

 また、「8戦を終えたリカルドは、RBだけでなくF1での将来をかけて戦うプレッシャーにさらされている」として、今後のチーム残留や他チームでのシート獲得も危うい状況にあると同メディアは説明し、「プレッシャーが高まる中、リカルドは2025年の契約獲得に向けて戦いながら、夏までの6レースで状況を好転させる必要があると考えているようだ」と指摘する。

 加えて、リカルドが角田の成績に後れを取っている点について、「満足はしていない。それが僕を少しイライラさせているんだと思う。もちろん、チームは素晴らしいし、本当にサポートしてくれている」と語ったコメントも掲載。「クルマであれ自分であれ、もっといい結果を出したい」と述べたとする、今後への意気込みも紹介している。

 今季、足踏みが続いているリカルドにとって、ここからのグランプリで自身の評価を高めることが、F1ドライバーとしての未来を左右することは明らかだ。好調を維持する角田との差の挽回も見据える、その走りには大きな注目が集まるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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