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「美食の国フランスの食を、英国人が非難している」選手村メシの不備を認めつつも、仏メディアがチクリ「海峡を隔てたお隣さんは…」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.02

選手村の食堂に対して、各国アスリートから不満の声があがっている。(C)Getty Images

選手村の食堂に対して、各国アスリートから不満の声があがっている。(C)Getty Images

 量が少なく質もいまいち――。パリ五輪で話題になっているのが、選手村の食堂の不備だ。各国アスリートたちからこのような声が飛び交うと、運営会社が謝罪。改善が求められる状況となっている。そんななか、仏メディア『News de conso』は食堂の課題を記しながら、提供している食の意義を説明した。

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「選手村の食堂では、持続可能な自国産の認証食品を提供している。それは食に限らず飲み物にも当てはまる。調理担当会社やシェフは、サンドイッチ、朝食、スナック、グルメミール、さらにはビュッフェにいたるまで、多様で健康的でグルメで創造的なメニューの開発に注力してきた。持続可能でよりローカルで、そして手頃なコストという信条が込められている」
 
 食堂の運営に当たっては、担当会社のほか、メニューを開発するシェフ、食材を提供する生産者、農業団体も参加。各国選手団がフランスの農産物の多様性や郷土料理に触れ、さらに生産者と交流を図れるようなコーナーも設置されており、アスリートが菜園コーナーで新鮮や果実や野菜を収穫することもできるという。すべては仏農業・食料省の厳格な監督下で行なわれている。

 最後に同メディアは、「このような形で食堂が運営されているなか、豊かな歴史と文化を持つ美食の国フランスに対して、一定の批判が提起されている。その筆頭にいるのが英国人だ。同国の五輪委員会は『Times』紙で、選手村で提供される食事はアスリートの胃袋に値しないと非難。自国からシェフを呼び寄せた。海峡を隔てたお隣さんは、賢明な判断をしたと思っているのだろう」と、”食”へのプライドを覗かせながら皮肉を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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