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「車は昨日より悪かった」 角田裕毅、カタールGP2日目はVCARB01のペース不足に苦しむ…「ライバルたちに差を広げられた」と専門メディア

THE DIGEST編集部

2024.12.01

2日目は厳しい戦いを強いられた角田。決勝での巻き返しに期待だ。(C) Getty Images

 F1第23戦のラスベガス・グランプリは11月30日にスプリントと予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は前者で17位、後者では14番手に終わっている。

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 直近の2戦で印象的なパフォーマンスを発揮した後、中東に移っても初日のフリー走行で5番手に入るなど好調ぶりを感じさせた角田だったが、スプリント予選では予想外の17番手に沈み、スプリント(決勝)でもポジションを上げられずに19周のレースを終了。そして午後の予選では、トラフィックに苦しめられながらもQ1こそ15番手(1分22秒364)で辛うじて突破したが、続くラウンドでは1分21秒771に止まって3戦連続のQ3進出はならなかった。

 ラスベガスGPとは対照的な歩みとなっている感のある角田は、カタールでの2日目を終えた後、チームの公式サイト等を通して「今日は簡単な1日とはなりませんでした」とネガティブに振り返り、「パフォーマンスの面では、昨日とほぼ同じような感じだったと思います。Q1ではトラフィックに巻き込まれ、ラップタイムはギリギリでしたが、幸運にも突破することができました」と語って、さらに以下のように続けている。

「Q2ではクリーンなラップを刻むことができ、自分としては全力を尽くしたと感じました。しかし残念ながら、単純にペースが足りなかったようで、14番手が今日の最大限の結果でした。この後、スプリントと予選のデータを夜通しで分析し、レースに向けてどこを改善できるかを探りたいと思います。明日は簡単ではないでしょうが、チャンスを最大限に活かし、できる限りのことをするつもりです」

 またメディアのインタビューでは、「正直に言って、車は昨日より悪かったです。昨日はこちらが性能を最大限に活かしきれなかったのが原因で、もっと良い結果を出せたはずでしたが、難しいセッションになってしまいました。今日は良いセッションだったし、全力を尽くしましたが、それでも14番手が限界でした。決勝は簡単でないのは確かですが、何が起こるかは分かりません」と、全体的にネガティブなコメントとなった(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
 
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