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「おそらくF1で最も難しい仕事だ」角田裕毅がレッドブルに昇格できない理由を専門メディアが指摘。実現しなければ移籍は必至か

THE DIGEST編集部

2024.12.05

レッドブル昇格候補に挙がっている角田。(C)Getty Images

 モータースポーツ専門メディア『The Race』は現地12月3日に「レッドブルがペレスの後任として角田を望まない理由」と題した記事を配信。レッドブルへの昇格候補に名前が挙がりながらも昇格を予想するメディアが少ない理由について綴った。

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 レッドブルのセルジオ・ペレスが来季ステアリングを握らない場合、RBのリアム・ローソンが後任としてマックス・フェルスタッペンとのパートナーを組むと予想されていると説明した同メディア。「それは、長い間トップチームへの有望株だった角田を、レッドブルが拒否することを意味する」「もし角田が見落とされれば、彼が過去2シーズンにわたってフェルスタッペン以外のレッドブルドライバーとして最速だったことを考えると、手厳しい冷遇になるだろう」と続けた。

 また、レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナー氏の「スピード的には、彼(角田)が速いことは知っている。彼は今、経験を積んでいて、ミスが少なくなっている。そしてもちろん、マックスのチームメイトであるというプレッシャーは、おそらくF1で最も難しい仕事だということを忘れてはならない」とのコメントを引用。角田はプレッシャー下でミスを犯し、無線で暴言を吐くなど冷静さを失う傾向にあるとし、絶対王者の相棒にはふさわしくないと評価しているという。

 同メディアは加えて、ホンダとレッドブルの協力関係が終了に近づいている点も躊躇している要因かもしれないと指摘。角田は来シーズン以降にRBを去る可能性が高く、ハースなどの他チームも角田に興味を持っていたと紹介するなどレッドブルでの将来にも否定的な見方をした。

構成●THE DIGEST編集部

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