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叔父は98年長野五輪代表! 高身長、ピンクのヘアスタイルでカーリング会場に彩り与えた札幌国際大19歳が来年リベンジ宣言「もっと強くなりたい気持ちが…」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.02.12

札幌国際大学のスキップを担う敦賀心羽子。(C)JCA/H.IDE

 2月2日から9日まで神奈川・横浜BUNTAIで開催されていたカーリングの日本選手権は8日間の熱戦を終え、男子はSC軽井沢クラブ、女子はフォルティウスがそれぞれ優勝を果たした。両チームは3月に開幕する世界選手権(男子はカナダ、女子は韓国で開催)の代表切符を獲得するとともに、9月に実施される2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の日本代表候補決定戦に進出を果たした。
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 大会期間中、ある新鋭チームが旋風を巻き起こした。リザーブを含むメンバー4人全員が19歳の若手で構成された北海道ブロック代表の札幌国際大学である。

 同チームは1次リーグ初戦、いきなり2019年大会覇者の中部電力と対戦。格上相手に劣勢が予想されたが、序盤から一進一退の好勝負をみせ、第9エンドに1点を奪うと7対5で逃げ切り大金星を挙げた。
 
 勢いはさらに続き、2戦目のチーム大阪戦は一度も相手に主導権を与えず、16対0のコンシード完勝を収めた。続くロコ・ソラーレ(3対10)、北海道銀行(2対10)には完敗したが上位3チームが進める2次リーグに進出。結果的に決勝トーナメントには進めなかったが、日本一を決める大舞台で存在感を発揮した。

 そんなフレッシュなチームの中心はスキップの敦賀心羽子(こはね)。2005年9月21日生まれの大学生は、1998年長野五輪カーリング日本代表の敦賀信人さんを叔父に持つカーラー一家で育った。小学2年生から競技を始め、メキメキと実力を磨くと昨年4月に札幌国際大学に進学。今年1月に行なわれた世界ユニバーシティー冬季大会では日本代表として金メダル獲得に大きく貢献した。
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