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2025年型マシン「VCARB02」で初走行の角田裕毅、今季の目標は「より完成度の高いドライバーになること」 チーム首脳は「リーダー」として期待!

THE DIGEST編集部

2025.02.20

“チームリーダー”としても期待されている角田。今シーズンはどんな走りを見せるのか。(C)Getty Images

“チームリーダー”としても期待されている角田。今シーズンはどんな走りを見せるのか。(C)Getty Images

 現地時間2月18日にF1の75周年を記念して開催された『F1 75 Live』で2025年型のマシン「VCARB02」を初披露したビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(以下レーシングブルズ)は、その翌日に角田裕毅のドライビングによってシェイクダウンを行なった。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅が乗りこなすレーシングカーの厳選ショット!

 白を基調としたカラーリングが好評を博した新型車は、“レッドブル色”を隠すことなく、ビジュアルだけでなくシニアチームのサスペンションレイアウト、ギアボックス、さらに「RB20」の「シャークマウス・サイドポッド」を採用しており、ローラン・メキーズ代表も「レッドブルとのシナジーに関しては、VCARB02でも何も変わっていない。何度も言っているように、我々は規則の範囲内で共有できるものを活用しようとしている」と語っている。

 この方向性がコース上でのパフォーマンスや結果にどれだけ奏功するかが興味深いところだが、19日には新シーズンに向けてのさらなる一歩として、本拠地イタリア・ファエンツァに近いイモラで、プロモーション用の「フィルミングデー」を利用して初走行を実施。走行距離制限200km、特別なタイヤの着用という制限の下で角田がステアリングを握った様子が、動画としてチーム等から公開された。
 
 オーストラリアでのシーズン開幕に先立っては、2月26~28日にバーレーンでの全チーム合同のプレシーズンテストが予定されており、ここでこの美しいニューマシンがどれだけのポテンシャルを示せるのかが興味深く、また楽しみでもある。

 そして、昨季は安定したドライビングで各方面から高い評価を下され、オフにレッドブル昇格を逃したことに対して多くの不満や疑問の声が上がった角田の、F1における5年目の戦いぶりにも多くの関心が寄せられている。24歳の日本人ドライバーは前述の発表会で、以下のようにシーズンへの意気込みを明かした。

「これまでのF1キャリアの延長線上として、さらに成長していきたいと思っています。僕の目標は、全ての面をしっかりと固め、より完成度の高いドライバーになることです。昨季終盤には、序盤よりも強いメンタルとコントロール力を身につけました。今はさらに集中し、細かい部分を改善することに取り組みたいです。そのわずかな違いが大きな差を生み、今季の激しい戦いの中で、トップ10争いを続ける鍵になるはずです。段階を踏んで進めていきますが、自信はあります」
 
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