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モータースポーツ

2025年型マシン「VCARB02」で初走行の角田裕毅、今季の目標は「より完成度の高いドライバーになること」 チーム首脳は「リーダー」として期待!

THE DIGEST編集部

2025.02.20

 これに対してメキース代表は、「ユウキは昨季、大きな成長を遂げた。純粋なスピードだけでなく、技術面でも驚くべき進歩を見せてくれた。彼は昨季、我々が進めた全ての改革において重要なピースだった。今季はルーキーのアイザック(・ハジャー)が加わることで、ユウキはチームリーダーとしての役割を果たすことになるだろう。彼はこれからのシーズンにおいて不可欠な存在だ」と、角田への大きな期待を寄せている。

 彼の新たなチームメイトとなる20歳のフランス人、ハジャーは「学ぶべきことは多くあり、それを経験豊富なユウキのそばで得られることが本当に嬉しい。ルーキーが知るべき全てのことを、彼から学ぶつもりだ」と謙虚な姿勢を示しているが、先輩を打ち負かす気満々なのは言うまでもない。そして、このルーキーの挑戦を退けることも、角田にとっては大きなモチベーションとなるだろう。

 発表会では、今季よりモータースポーツの統括団体であるFIAがドライバーたちの“不適切”な言動に対して罰則を科すことについて、無線での「罵声・怒声」が有名になってしまっている角田は「レース中に罵れなくなった分、メディア対応で前よりも余計なことを多く言ってしまうかもしれないから、“やらかさない”ようにして、罰金を科されないようにします」と語って報道陣を笑わせたが、メンタル面でもさらなる改善が見られるかどうかも要注目だ(ハジャーも似た特性を持つため、なおさらである)。
 
 レーシングブルズの2025年に対する展望としては、英国のF1専門サイト『F1OVERSTEER』は「レッドブルからの影響を受ける形で、このジュニアチームもレギュレーションが大きく変わる2026年に向けての準備により注力しているように見える。これにより、レーシングブルズのドライバーにとって今季はより厳しいシーズンになる可能性もある」と指摘している。

 ドイツのスポーツ専門誌『SPORTSCHAU』からは「レッドブルのマシンに乗るレギュラードライバーたちにプレッシャーをかけるべく起用されたデュオ」と称された両ドライバーが、その通りの働きを果たせるか。とりわけリーダーの角田にとっては、今後の去就を考えても非常に重要となる今季だけに、そのパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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