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「あれ?反対だよな」りくりゅうが演技終了間際に“しくじる”も「愛されるワケ」 三浦璃来が手を叩き大爆笑、木原龍一は頭抱えて苦笑い【フィギュア四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2025.02.23

木原(右)は決めポーズを間違え頭を抱えたが、三浦(左)は爆笑した。(C) Getty Images

木原(右)は決めポーズを間違え頭を抱えたが、三浦(左)は爆笑した。(C) Getty Images

 韓国・ソウルで開催されているフィギュアスケートの四大陸選手権のペアフリーで「りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦璃来/木原龍一組が、2年ぶり2度目の優勝を果たした。21日のフリーでは142.59点、ショートとの合計217.32点はともにシーズンベストを更新する会心の演技だったが、実は最後の最後で大きなハプニングを起こしていた。
【動画】りくりゅうがFSフィニッシュポーズを“間違えた”実際の映像

 ショート首位発進で迎えたりくりゅうは、最終滑走で登場。冒頭は高く綺麗なトリプルツイストを決め、2人そろって3回転サルコウを着氷してみせた。2度のスロージャンプは少し乱れたがなんとか耐え、リフトやデススパイラルは最高評価のレベル4を獲得した。

 ところが、演技終了間際に“事件”が起きた。最後の決めポーズは正面に座るジャッジに向けてズバッと目が合うはずが、直前でスピンを速く回り過ぎてしまい、バックスタンド側でポーズを決めてしまったのだ。

 演技直後、木原は「あれ、これ反対だよな...間違えた?」と漏らし、逆にパートナーの三浦は口を大きく開けて手を叩きながら「あっちじゃん!」と指さして大爆笑。その隣で木原は頭を抱えて苦笑いを浮かべていた。ちなみに優勝インタビューで木原は、「最後のポーズを間違わなければ完璧だった」と会場のファンに詫びた。
 
 国際スケート連盟(ISU)公式インスタグラムも、りくりゅうの愛嬌あるこのシーンに注目。動画には「ミウラ/キハラが王冠を取り戻す!」と綴り、演技直後の2人の対照的な表情に海外ファンは「愛おしい」「とっても楽しそう」「ナイス」「ミクとリュウイチの関係性が素晴らしいわ」といった称賛が寄せられた。

 また、22日に投稿された別の動画では木原が最後のスピンについてコーチであるメーガン・デュハメル氏に、「最後のコレオシークエンスまで、エネルギーを出して演技するように」と普段からアドバイスを受けていると説明する。

 そうしたうえで、「今日も体力的にきつかったんですけど、最後の最後まで一生懸命表現しようと思っていつも以上にスピンをかけたら(決めポーズの方向が)どっちか分からなくなってしまって。(曲の)音に合わせてみたらコーチと目が合ってしまい、『あれ?ジャッジ側じゃない...』って思いました」と決めポーズをしくじった原因を告白。気合いを入れすぎたゆえの失敗だったと、頭をかいた。

構成●THE DIGEST編集部

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