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男子に続き、フィギュア日本女子勢も表彰台逃す…樋⼝新葉が5位、前回女王の千葉百⾳は演技直後苦しそうに膝をつく【四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2025.02.23

千葉は四大陸選手権で表彰台を逃した。(C)Getty Images

 2月23日、韓国・ソウルで開催しているフィギュアスケートのISU(国際スケート連盟)公認試合「四大陸選手権」は女子フリーが行なわれた。日本からは樋⼝新葉、千葉百⾳、松⽣理乃の3人が出場したが、表彰台は逃した。樋口の5位(195.16点)が日本勢の最上位で、地元のキム・チェヨン(18)が初優勝を飾った。
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 日本勢のトップバッターを切ったのは松生。ショート13位と出遅れた中、巻き返しをかけたフリーは冒頭の3回転ループを着氷。後半のコンビネーション、3回転フリップは乱れたが、それ以外は大きなミスなくフィニッシュした。

 昨年12月の全日本選手権で3位に輝いた樋⼝は前半のジャンプはノーミスでまとめる安定感ある演技でスタート。演技後半の3回転ルッツで転倒してしまったが、そのあとはミスなく終えて会場から大きな拍手をもらった。合計195.16点で暫定首位に立った。

 ショート2位で2年連続の優勝を狙う千葉は朝の公式練習を欠席。ぶっつけ本番で臨み、冒頭のフリップ+トウループの3回転ジャンプは降りたが、続く3回転サルコウを転倒してしまう。どこか動きに精彩を欠き、最後の3回転フリップも転倒してしまった。滑り込み不足が影響したのか、演技直後は呼吸が苦しそうにガクッと氷上にひざをついた。

 千葉のフリー得点は123.88点と伸び悩み、ショートとの合計195.08点。この時点で暫定5位となり日本勢は2007年以来、18年ぶりに表彰台を逃す結果となった。
 
▼フィギュア四大陸選手権 女子シングル結果(得点のカッコ内はフリー得点)
優勝 キム・チェヨン(韓国) 222.38点(148.36)
2位 ブレイディ・テネル(アメリカ) 204.38点(137.80)
3位 サラ・エバーハード(アメリカ) 200.03点(132.67)
4位 アリサ・リュウ(アメリカ) 198.55点(131.46)
5位 樋⼝新葉 195.16点(130.06)
6位 千葉百音 195.08点(123.88)
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11位 松生理乃 177.10点(122.03)

構成●THE DIGEST編集部

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