現地時間3月2日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2024-25レギュラーシーズン最終節が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属する首位シル スーザ ヴィム・ペルージャは、5位ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァとアウェーで対戦。セットカウント3-1(25-19、25-16、25-27、25-14)で勝利を収めるも、得失セット率で首位の座をトレンティーノに譲り、2位でプレーオフへ臨むことが決まった。
【動画】モンツァ戦で5度目のMVPを獲得した石川祐希のプレー
4連勝中のペルージャは、順位が入れ替わる可能性を残して迎えたこの最終戦へ、前節でレギュラーシーズン5回目のMVPを受賞した石川をベンチに留めて、アウトサイドヒッター(OH)にウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクを先発起用した。
ピアチェンツァは1月後半からの4連敗を受けて、2月18日に2季目のアンドレア・アナスターシ監督を解任。2010年代前半にイタリア代表の司令塔として活躍したドラガンの父親で、指揮官として豊富なキャリアを持つリュボミール・トラヴィツァ新監督を迎えて2試合目がこのペルージャ戦だった。
スクデット(リーグ優勝)連覇を狙うプレーオフへ首位のまま臨みたいペルージャは、第1セットを中盤からのサーブ攻勢で先取する。その勢いのまま続く2セット目も早々にサーブで主導権を握り、相手に一度もブレークを与えずに11-6とリード。後半のエース3本でたたみ掛けて大差で白星に王手をかけた。
第3セットも15-10として、首位キープへのストレート勝利が見え始めたペルージャ。ところが、相手ミドルブロッカー(MB)のキューバ代表ロベルランディ・シモンに連続エースを許した後、セメニウクのレフト攻撃が誤打となり1点差とされてしまう。なんとかリードを守って迎えた終盤、セットポイントを3度にわたり回避されてデユースへ持ち込まれたところで、プロトニスキがブロックに捕まり形勢一転。相手のセットポイントで石川を投入するも、オポジット(OP)ワシム・ベンタラのバックアタックがラインを割り、逆転でセットを落としてしまう。
この時点で、勝点同数だった2位トレンティーノが同時開催されたパドヴァ戦をストレート勝利で終えたため、得失セット率によりペルージャは首位の座を譲り渡すことが決定した。
第4セットは、開始からコートに戻ったプロトニスキのエース3本などで、相手のタイムアウトを挟んで5連続ブレークに成功。以降、攻守でらしさを取り戻したペルージャが鉄壁の試合運びでマッチポイントを握り、MBアルゼンチン代表アグスティン・ロセルのエースで最終戦を勝利で締めくくった。
石川は第3セット最終局面のポイント起用のみだったが、セット当たりのアタック決定率チームトップの背番号14の活躍は、OHローテーションを駆使するであろうプレーオフで不可欠となるはずだ。
【動画】モンツァ戦で5度目のMVPを獲得した石川祐希のプレー
4連勝中のペルージャは、順位が入れ替わる可能性を残して迎えたこの最終戦へ、前節でレギュラーシーズン5回目のMVPを受賞した石川をベンチに留めて、アウトサイドヒッター(OH)にウクライナ代表オレフ・プロトニツキとポーランド代表カミル・セメニウクを先発起用した。
ピアチェンツァは1月後半からの4連敗を受けて、2月18日に2季目のアンドレア・アナスターシ監督を解任。2010年代前半にイタリア代表の司令塔として活躍したドラガンの父親で、指揮官として豊富なキャリアを持つリュボミール・トラヴィツァ新監督を迎えて2試合目がこのペルージャ戦だった。
スクデット(リーグ優勝)連覇を狙うプレーオフへ首位のまま臨みたいペルージャは、第1セットを中盤からのサーブ攻勢で先取する。その勢いのまま続く2セット目も早々にサーブで主導権を握り、相手に一度もブレークを与えずに11-6とリード。後半のエース3本でたたみ掛けて大差で白星に王手をかけた。
第3セットも15-10として、首位キープへのストレート勝利が見え始めたペルージャ。ところが、相手ミドルブロッカー(MB)のキューバ代表ロベルランディ・シモンに連続エースを許した後、セメニウクのレフト攻撃が誤打となり1点差とされてしまう。なんとかリードを守って迎えた終盤、セットポイントを3度にわたり回避されてデユースへ持ち込まれたところで、プロトニスキがブロックに捕まり形勢一転。相手のセットポイントで石川を投入するも、オポジット(OP)ワシム・ベンタラのバックアタックがラインを割り、逆転でセットを落としてしまう。
この時点で、勝点同数だった2位トレンティーノが同時開催されたパドヴァ戦をストレート勝利で終えたため、得失セット率によりペルージャは首位の座を譲り渡すことが決定した。
第4セットは、開始からコートに戻ったプロトニスキのエース3本などで、相手のタイムアウトを挟んで5連続ブレークに成功。以降、攻守でらしさを取り戻したペルージャが鉄壁の試合運びでマッチポイントを握り、MBアルゼンチン代表アグスティン・ロセルのエースで最終戦を勝利で締めくくった。
石川は第3セット最終局面のポイント起用のみだったが、セット当たりのアタック決定率チームトップの背番号14の活躍は、OHローテーションを駆使するであろうプレーオフで不可欠となるはずだ。