ペルージャは、得失セット率わずか０．０８の差で２位へ退くことになったが、プレーオフではトーナメント表でトレンティーノと別の山になるため大きな影響はないと言える。第３セット終盤の失速が気になるところではあるが、先発メンバーの全員がエースをマークした武器のサーブの威力と安定感のアップは、週末から始まる準々決勝へ向けて好材料となったはずだ。
  　ほかの日本人２選手の最終節は、ミラノのOH大塚達宣が３セット目から出場して決定率75％を記録したアタックで３得点をマークするが、チームはモデナにストレート黒星。チステルナのOH垂水優芽はフルセットマッチの第２セット途中から試合終了までコートに立ち、10得点（アタック９、エース１）と奮闘するも、大接戦の末にモンツァに惜敗を喫した。

　日本人３選手が揃って出場するプレーオフがいよいよ開幕（各ステージ３勝先勝/全５戦）する。
準々決勝カードは以下の通り。

※（　）内は所属日本人選手、開始予定日時は日本時間
１位トレンティーノｖｓ８位チステルナ（垂水）・・・３/９　午前４時30分
２位ペルージャ（石川）vs７位モデナ・・・・・・・・・・３/９　午前０時
３位チヴィタノーヴァｖｓ６位ミラノ（大塚）・・・・・・・３/10　午前1時
４位ヴェローナｖｓ５位ピアチェンツァ・・・・・・・・・・３/10　午前３時３０分

　なお、ペルージャとミラノは同じ山のため、両チームが準決勝で顔を合わせる可能性は十分。プレーオフ史上初となる日本人対決の実現を期待しながら、３選手の活躍に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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