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マイアミGPの角田裕毅に対してメキシコメディアが挑戦状!? ペレスとの比較で「表彰台や予選・決勝での際立ったパフォーマンスが必要」

THE DIGEST編集部

2025.04.30

レッドブルに昇格後は厳しい評価の目に晒される角田。マイアミGPでの健闘に期待したい。(C) Getty Images

レッドブルに昇格後は厳しい評価の目に晒される角田。マイアミGPでの健闘に期待したい。(C) Getty Images

 F1第6戦のマイアミ・グランプリが今週末に「マイアミ・インターナショナル・オートドローム」で開催されるが、今季2度目となるスプリントが実施されるということで、通常と異なるスケジュールを各チームがいかに乗り切るかが注目される。

【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介!
 第3戦日本GP前にレッドブル昇格を果たし、準備の機会もないまま3連戦でのレースを強いられた角田裕毅。セッションによってはチームメイトの王者マックス・フェルスタッペンに肉迫する好タイムを記録し、昇格2戦目のバーレーンGPでは初入賞を飾るなど、好パフォーマンスを発揮する一方で、自身でも認めたように「RB21」の扱いづらさに手を焼くなど、今後に向けての課題も残していた。

 車への適応を高めるため、第5戦サウジアラビアGP後にはシミュレーターを使ってのトレーニングの他、シルバーストーンで2023年型車「RB19」を駆ってのプライベートテストを実施するなど、可能な限りの準備を済ませてマイアミに乗り込んだ日本人ドライバーが、さらなる進歩を見せられるかが興味深いところだ。

 英国のF1専門メディア『PLANETF1.COM』は、「レッドブルは、よりドライブしやすいRB19での走行機会を角田に与え、彼がRB21にも関連するデータを取得するのを助けた。このテストで彼は良好な結果を収めたとされており、マイアミ、およびその後の欧州シリーズに向けて、ファクトリーとシミュレーターで精力的に準備に取り組んだようだ」と伝えている。

 しかし今後のレースに向けて、同メディアは「もしRB21でのレースが上手くいかなければ、角田がレッドブルでの旅路の終わりに近づく可能性は高い。ここまでF1で4年間活動した彼はこの先、フェルスタッペンをサポートできなければ、安全なコンフォートゾーンであるレーシングブルズに戻るというチャンスもほとんどないだろう。F1でのキャリアを来季以降も続けたいのであれば――それがレッドブルか、他チームかに関係なく――そろそろ結果を出さなければならない」と、彼が退路を断たれた状況であることも指摘する。

 バーレーンでは「マックスですら車から競争力を引き出せない辛い週末に、予選Q3人出してポイントを獲得した」一方で、サウジでは「チームメイトから予選でほぼ1秒遅れたことにショックを受け、RB21のポテンシャルが自身の力で引き出せるレベルをはるかに超えていることに気づかされた」という角田が、ここからのシーズンでどこに向かうのかに同メディアも注目している。
 
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