現地時間4月29日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2024-25シーズンのプレーオフ3位決定戦がスタートした。男子日本代表の石川祐希が所属するシル スーザ ヴィム・ペルージャは、ブルーエナジー・ピアチェンツァとホームで対戦。セットカウント3-1(37-35、25-18、19-25、25-18)で勝利を収め、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場へあと1勝とした。
【動画】3位決定戦ハイライト ペルージャvsピアチェンツァ 2戦先勝(全3試合)で国内トップ3入りが決まるこのシリーズ。勝者には、来季の欧州最上位CEVチャンピオンズリーグへの出場資格(プレーオフ上位3チーム)が与えられる。ペルージャは、2021-22シーズンのプレーオフ準々決勝で石川が中心選手として大活躍したミラノに屈し、連続出場が7回でストップ。昨季のリーグ優勝により舞い戻った舞台で今季は準決勝へ進んでおり、来季出場の最終一枠を是が非でも手に入れたいところだ。
第5戦までもつれ込んだ準決勝で敗れ、5日前にリーグ優勝を逃したペルージャは失意の中で臨む初戦へ、先発アウトサイドヒッター(OH)に、ポーランド代表カミル・セミニウクと攻撃面で復調が臨まれるオレフ・プロトニツキ(ウクライナ)を起用。直近の準決勝・最終戦で先発を務めた石川はベンチスタートとなった。
トレンティーノとの準決勝を3連敗で終え、約2週間の準備期間があったピアチェンツァだが、復帰が噂されたOHのウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)は故障で2月下旬から出場がなく、この日はベンチ外。さらにミドルブロッカー(MB)陣の負傷でベンチは困窮した。キューバ代表ロベルトランディ・シモンは先発に名前を連ねるも、イタリア代表ジャンルーカ・ガラッシがウォームアップに参加せずに欠場。同胞のファビオ・リッチもポイント起用のみが可能な状態だった。同代表のオポジット(OP)のユーリ・ロマノとガラッシを従来の主力メンバーに据えて、イタリア国籍の登録選手が常に2人以上(リベロを除く)のオンコートルールに対応してきたチームは、OPのアレッサンドロ・ボヴォレンタ(イタリア)を急きょMBに起用した。
第1セット、MBセバスティアン・ソレのブロック2連発で15-13としたペルージャは、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリのエース2本を含むサーブで6連続ブレークに成功し、22-14の大量リード。ところが、そこからレセプションが乱れて、相手に巻き返しを許す。22-18で左フロントローに投入された石川だったが、得点の機会がないまま後衛へ下がったところで交代。6連続失点の後にコンビミスが出てまさかの接戦へ突入する。一進一退の緊迫した展開が延々と続くなか、ピアチェンツァがサーブミスとタッチネットを犯した後、セメニウクのノータッチエースで47分に及んだ乱戦を辛くもものにしたペルージャが試合を先行した。
第2セットを終始リードのまま連取したペルージャだったが、第3セットは再び不安定なレセプションで終盤に後退。リリーフサーバーに起用された石川が相手守備を崩すも、得点へつながらずにこのセットを譲った。
だが、第4セットは、ピアチェンツァの3打続いた攻撃ミスなどで序盤にリードを5点とする。サーブがなかなかコートに収まらないペルージャだったが、以降も続いた相手のミスにも助けられて優勢を維持。21-17でサーブを任された石川はブレークに貢献した後、プロトニツキのダイレクト弾が呼び込んだマッチポイントで相手のアタックがアンテナに当たり、ペルージャが初戦を白星で飾った。
【動画】3位決定戦ハイライト ペルージャvsピアチェンツァ 2戦先勝(全3試合)で国内トップ3入りが決まるこのシリーズ。勝者には、来季の欧州最上位CEVチャンピオンズリーグへの出場資格(プレーオフ上位3チーム)が与えられる。ペルージャは、2021-22シーズンのプレーオフ準々決勝で石川が中心選手として大活躍したミラノに屈し、連続出場が7回でストップ。昨季のリーグ優勝により舞い戻った舞台で今季は準決勝へ進んでおり、来季出場の最終一枠を是が非でも手に入れたいところだ。
第5戦までもつれ込んだ準決勝で敗れ、5日前にリーグ優勝を逃したペルージャは失意の中で臨む初戦へ、先発アウトサイドヒッター(OH)に、ポーランド代表カミル・セミニウクと攻撃面で復調が臨まれるオレフ・プロトニツキ(ウクライナ)を起用。直近の準決勝・最終戦で先発を務めた石川はベンチスタートとなった。
トレンティーノとの準決勝を3連敗で終え、約2週間の準備期間があったピアチェンツァだが、復帰が噂されたOHのウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)は故障で2月下旬から出場がなく、この日はベンチ外。さらにミドルブロッカー(MB)陣の負傷でベンチは困窮した。キューバ代表ロベルトランディ・シモンは先発に名前を連ねるも、イタリア代表ジャンルーカ・ガラッシがウォームアップに参加せずに欠場。同胞のファビオ・リッチもポイント起用のみが可能な状態だった。同代表のオポジット(OP)のユーリ・ロマノとガラッシを従来の主力メンバーに据えて、イタリア国籍の登録選手が常に2人以上(リベロを除く)のオンコートルールに対応してきたチームは、OPのアレッサンドロ・ボヴォレンタ(イタリア)を急きょMBに起用した。
第1セット、MBセバスティアン・ソレのブロック2連発で15-13としたペルージャは、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリのエース2本を含むサーブで6連続ブレークに成功し、22-14の大量リード。ところが、そこからレセプションが乱れて、相手に巻き返しを許す。22-18で左フロントローに投入された石川だったが、得点の機会がないまま後衛へ下がったところで交代。6連続失点の後にコンビミスが出てまさかの接戦へ突入する。一進一退の緊迫した展開が延々と続くなか、ピアチェンツァがサーブミスとタッチネットを犯した後、セメニウクのノータッチエースで47分に及んだ乱戦を辛くもものにしたペルージャが試合を先行した。
第2セットを終始リードのまま連取したペルージャだったが、第3セットは再び不安定なレセプションで終盤に後退。リリーフサーバーに起用された石川が相手守備を崩すも、得点へつながらずにこのセットを譲った。
だが、第4セットは、ピアチェンツァの3打続いた攻撃ミスなどで序盤にリードを5点とする。サーブがなかなかコートに収まらないペルージャだったが、以降も続いた相手のミスにも助けられて優勢を維持。21-17でサーブを任された石川はブレークに貢献した後、プロトニツキのダイレクト弾が呼び込んだマッチポイントで相手のアタックがアンテナに当たり、ペルージャが初戦を白星で飾った。