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格闘技・プロレス

「世界に衝撃を与える」「“モンスター・バスター”」井上尚弥との“大戦”に臨むカシメロの母国紙が勝利宣言!本人は現地調整へ

THE DIGEST編集部

2020.02.04

井上とのビッグマッチに臨むカシメロに母国紙が期待を寄せた。 (C) Getty Images

井上とのビッグマッチに臨むカシメロに母国紙が期待を寄せた。 (C) Getty Images

 世紀のビッグマッチの注目度は少しずつ高まっている。

 先月31日、ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、4月25日(日本時間26日)にアメリカのラスベガスにあるマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を行なうと正式に発表した。

 カシメロにとっては、同胞の敵討ちと位置付けられる一戦だ。井上が、昨年11月に開催されたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝で、12回を戦う死闘の末に、百戦錬磨のノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちを収めていたからだ。

 同じく昨年11月末に名手ゾラニ・テテ(南アフリカ)からWBO王座を奪い取っていたカシメロだけに、“打倒・井上”に向けた母国フィリピン・メディアの期待も高い。

 フィリピンの全国紙『Sun Star』は、「カシメロは世界に衝撃を与える準備ができている」とし、次のように綴った。

「イノウエが世界から“モンスター”と呼ばれるのであれば、カシメロは来る統一戦後に“モンスター・バスター”として世界に知られることになるだろう」
 
 カシメロが優位と見る同記事では、「彼は自分よりも優れた人間と戦ったことがなく、イノウエも例外にはならない」と挑発的に記し、さらに同選手が所属するMPプロモーションズのボスであるショーン・ギボンズ氏のコメントを紹介している。

「彼はいま、メキシコ人のトレーナーであるメモ・エレディアと一緒になって試合のプランを練っているんだ。カシメロは年々試合中にガス欠を起こさなくなっている。彼は単なるパワーパンチャーではなく、思考力のある戦士だ」

 同紙の情報によれば、先週木曜日にアメリカ滞在のためのビザを取得したというカシメロは、試合会場となるラスベガスでのキャンプを開始。約2か月半後の決戦に向け、着々とコンディションを整えているようだ。

 通算33戦29勝(4敗)を挙げているファイターは、井上といかなるファイトを繰り広げるのか。今後のバンダム級戦線を左右する大一番の行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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