卓球

銀メダル“大吉ペア”に中国メディア熱視線! ドーハで異彩を放った驚異的パフォーマンスを称賛「21歳のヒロインは底知れない」【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2025.05.25

混合ダブルスで銀メダルを獲得した吉村(左)と大藤(右)の大吉ペア。(C)Getty Images

 現地5月24日、卓球の世界選手権(カタール・ドーハ)は混合ダブルス決勝が行なわれ、"大吉ペア"こと吉村真晴(31)/大藤沙月(21)が中国の最強ペア王楚欽/孫穎莎と対戦。ゲームカウント1-3(7-11、8-11、11-7、8-11)で敗れ、銀メダルだった。頂点にあと一歩届かなかったが、大舞台で見せた快進撃に卓球王国から熱い視線が注がれている。
【動画】大吉ペアが銀メダル。最強ペアから1ゲーム奪取したハイライト映像

 準々決勝で世界ランク1位の中国ペア、準決勝でパリ五輪銅メダリストを撃破し、決勝まで駒を進めた大吉ペア。互いの武器であるサービス、男子の強打に負けない大藤のプレー、後方から吉村の両ハンドが炸裂するなど好連携をみせ、パリ五輪金メダルペアから1ゲームを奪取する健闘をみせたが、力及ばず敗れた。
 
 日本勢8年ぶりの金メダルは叶わなかったが、堂々の銀メダル。絶妙なコンビネーションを見せた10歳差ペアに中国メディア『捜狐』は賛辞を送っている。同メディアは優勝した王楚欽、孫穎莎だけでなく、善戦した日本ペアにも触れており、「マハル・ヨシムラとサツキ・オオドウのペアは今大会で巨大な力と、驚異的なパフォーマンスを発揮した」と評価。下馬評を覆す躍進を称えた。

 世界卓球で6年ぶり4度目のメダルを手にした31歳の吉村については、「ベテランらしく多彩な戦術を駆使した。ミドル、ロングから決め切るショット能力を持つ」と言及。大舞台で培われたその技術に注目した。一方、21歳の大藤は「今大会で最も成長したヒロインだ。彼女の能力は底知れない」と、ただただ脱帽。将来性を高く評価するとともに、そのスキルに脅威を抱いていた。

 今大会、日本勢の中で最大のサプライズと呼んでも過言ではないほど大活躍した大吉ペア。ベテランと新星が組んだ異色なペアがカタールの地で異彩を放った。

構成●THE DIGEST編集部

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