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「ユウキはコンマ2~3秒を失っている」レッドブル重鎮が明かしたアップデートによる差。角田裕毅の“欠点”にも言及「自信をつけるのに数周かかる」

THE DIGEST編集部

2025.06.04

角田(右)を擁護したマルコ博士(左)。(C) Getty Imaegs

 現地6月3日、F1レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が、苦戦が続いている角田裕毅(レッドブル)を擁護したとスポーツ専門メディア『Last Word On Sports』が報じた。

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 第7戦エミリア・ロマーニャGP予選でのクラッシュにより、新導入したアップデートを破損させてしまった角田。マルコ博士によると、運送上の問題でその後の連戦でも旧型仕様のマシンでの出走を余儀なくされたという。

「バルセロナ(スペインGP)ではイモラ(エミリア・ロマーニャGP)でのひどい事故のせいで、彼(角田)のRB21の仕様は(フェルスタッペンと)同じではなかった」と説明するマルコ博士。「マシンに関して、ユウキはコンマ2~3秒を失っている」と、その影響を明かした。

 一方、「見逃せないのは、我々のマシンは金曜日にひどい状態になることが多い。そして予選前にはなんとか修正できるのだが、かなり大幅なセットアップ変更が必要になる」とレッドブルのマシンを説明したマルコ博士。この状況も角田に不利に働いていると説いた。「マックス(・フェルスタッペン)はすぐに適応するが、ユウキは自信をつけるのに数周かかる。でも、すでに予選は始まっており、適応する時間がないんだ」

 マシンのアップデートや特性に苦しんでいる角田。アップデート導入が近いとされているなか、この先成績を向上させられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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