6月8日、春のマイル王決定戦となる安田記念(GⅠ、東京・芝1600m)が行なわれる。
今年の安田記念には4頭のGⅠホースが参戦する。昨年のマイルチャンピオンシップ(京都・1600m)と、4月のドバイターフ(メイダン・芝1800m)を制したソウルラッシュ(牡7歳/栗東・池江泰寿厩舎)。一昨年の朝日杯フューチュリティステークス(阪神・芝1600m)、昨年のNHKマイルカップ(東京・芝1600m)を圧勝したジャンタルマンタル(牡4歳/栗東・高野友和厩舎)。昨年の高松宮記念(中京・芝1200m)勝ち馬のマッドクール(牡6歳/栗東・池添学厩舎)。3歳にして一昨年のエリザベス女王杯(京都・芝2200m)を勝ったブレイディヴェーグ(牝5歳/美浦・宮田敬介厩舎)。以上の顔ぶれである。
【動画】安田記念に出走する精鋭18頭の参考レース
やはり、ここではマイルGⅠを勝った実績馬をクローズアップしたいところで、対象はソウルラッシュとジャンタルマンタルに絞られる。さらに近走の順調さを鑑みるならば、前者を主軸と考えるのが自然な流れだろう。
ソウルラッシュは4歳時にマイラーズカップ(GⅡ、阪神・芝1600m)で重賞初制覇。翌年は京成杯オータムハンデ(GⅢ、中山・芝1600m)に勝ち、続くマイルチャンピオンシップではナミュールにクビ差の2着に入ってトップマイラーの評価を確たるものとした。6歳になった昨年は、マイラーズカップで2度目の優勝を遂げ、安田記念で香港の強豪ロマンチックウォリアーと0秒1差の3着に健闘。そして秋、3度目の挑戦となったマイルチャンピオンシップで2着に2馬身半差を付けて圧勝。ついにGⅠホースの仲間入りを果たした。その後は12月の香港マイル(GⅠ、シャティン・芝1600m)でも2着に健闘している。
そして7歳になった今年、中山記念(GⅡ、中山・芝1800m)を3着として臨んだドバイターフ。中団で脚をためると、安田記念で敗れたロマンチックウォリアーを直線で強襲。ハナ差でそれを交わし、現役最強マイラーの呼び声も高い強豪を倒した日本馬として世界に名を轟かせた。ちなみに彼が獲得した121ポンドのレーティングは、今回の出走馬のなかで断然の第1位で、2番手のジャンタルマンタルの118ポンドに3ポンドの差を付けている。
気になる海外遠征後の状態だが、帰国時から大きな反動はなかったということで極めて順調。1週前追い切りで速い時計を出して、最終追いは輸送も考慮して坂路で単走だったが、それでもラスト1ハロンは11秒8を計時して好調さをアピールした。7歳になってますます意気盛ん。となれば、やはり主軸は本レース4度目の挑戦となるソウルラッシュで不動だろう。
今年の安田記念には4頭のGⅠホースが参戦する。昨年のマイルチャンピオンシップ(京都・1600m)と、4月のドバイターフ(メイダン・芝1800m)を制したソウルラッシュ(牡7歳/栗東・池江泰寿厩舎)。一昨年の朝日杯フューチュリティステークス(阪神・芝1600m)、昨年のNHKマイルカップ(東京・芝1600m)を圧勝したジャンタルマンタル(牡4歳/栗東・高野友和厩舎)。昨年の高松宮記念(中京・芝1200m)勝ち馬のマッドクール(牡6歳/栗東・池添学厩舎)。3歳にして一昨年のエリザベス女王杯(京都・芝2200m)を勝ったブレイディヴェーグ(牝5歳/美浦・宮田敬介厩舎)。以上の顔ぶれである。
【動画】安田記念に出走する精鋭18頭の参考レース
やはり、ここではマイルGⅠを勝った実績馬をクローズアップしたいところで、対象はソウルラッシュとジャンタルマンタルに絞られる。さらに近走の順調さを鑑みるならば、前者を主軸と考えるのが自然な流れだろう。
ソウルラッシュは4歳時にマイラーズカップ(GⅡ、阪神・芝1600m)で重賞初制覇。翌年は京成杯オータムハンデ(GⅢ、中山・芝1600m)に勝ち、続くマイルチャンピオンシップではナミュールにクビ差の2着に入ってトップマイラーの評価を確たるものとした。6歳になった昨年は、マイラーズカップで2度目の優勝を遂げ、安田記念で香港の強豪ロマンチックウォリアーと0秒1差の3着に健闘。そして秋、3度目の挑戦となったマイルチャンピオンシップで2着に2馬身半差を付けて圧勝。ついにGⅠホースの仲間入りを果たした。その後は12月の香港マイル(GⅠ、シャティン・芝1600m)でも2着に健闘している。
そして7歳になった今年、中山記念(GⅡ、中山・芝1800m)を3着として臨んだドバイターフ。中団で脚をためると、安田記念で敗れたロマンチックウォリアーを直線で強襲。ハナ差でそれを交わし、現役最強マイラーの呼び声も高い強豪を倒した日本馬として世界に名を轟かせた。ちなみに彼が獲得した121ポンドのレーティングは、今回の出走馬のなかで断然の第1位で、2番手のジャンタルマンタルの118ポンドに3ポンドの差を付けている。
気になる海外遠征後の状態だが、帰国時から大きな反動はなかったということで極めて順調。1週前追い切りで速い時計を出して、最終追いは輸送も考慮して坂路で単走だったが、それでもラスト1ハロンは11秒8を計時して好調さをアピールした。7歳になってますます意気盛ん。となれば、やはり主軸は本レース4度目の挑戦となるソウルラッシュで不動だろう。
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