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競馬

スピード+タフさも要求される府中のマイル戦 “二強対決”が濃厚も一角崩し候補は東京巧者のベテラン馬【ヴィクトリアマイル】

三好達彦

2026.05.16

 一角崩しを狙える逸材として挙げたいのは、ベテランのカナテープ(牝7歳/美浦・堀宣行厩舎)だ。本馬は昨年オープン入りした遅咲きタイプだが、重賞初挑戦となった府中牝馬ステークス(GⅢ、東京・芝1600m)でいきなり2着に食い込むと、次走の関屋記念(GⅢ、新潟・芝1600m)では1分31秒0の好時計で重賞初制覇を果たした。

 その後、アイルランドトロフィー(GⅢ、芝1800m)で3着したあとはエリザベス女王杯(GⅠ、京都・芝2200m)が15着、阪神牝馬ステークス(GⅡ、芝1600m)が6着と連敗しているが、これは“回り”の問題だろう。カナテープは右回りの〔0・0・0・5〕に対して、左回りは〔5・4・4・2〕という、典型的な“サウスポー”。なかでも東京コースは〔4・4・2・1〕で、着外の〔1〕も4着と、崩れがほとんどない。7歳のベテランではあるが、このストロングポイントを活かしての一発に期待したい。
 
 4番手以下の連下には5頭を推奨。重賞3勝を誇り、昨年のヴィクトリアマイルで勝ったアスコリピチェーノにクビ差、同タイムの2着に入った実績を持つクイーンズウォーク(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)。昨年の秋華賞で4着に健闘し、前走の小倉牝馬ステークス(GⅢ、小倉・芝2000m)を強烈な決め脚で制したジョスラン(牝4歳/美浦・鹿戸雄一厩舎)。まだ重賞勝ちはないが、昨年の秋華賞3着、エリザベス女王杯2着と、GⅠでも引けを取らないパラディレーヌ(牝4歳/栗東・千田輝彦厩舎)。〔1・2・1・1〕と東京コースを得意とし、昨年はアイルランドトロフィー(GⅢ、東京・芝1800m)に優勝、今年は2月の東京新聞杯(GⅢ、東京・芝1600m)で2着しているラヴァンダ(牝5歳/栗東・中村直也厩舎)。昨年の秋華賞で2着し、逃げ・先行を得意とする武豊騎手の4連続騎乗が不気味なエリカエクスプレス(牝4歳/栗東・杉山晴紀厩舎)。ここまでを推しておく。

 最後に大穴候補を挙げるならば、近走はムラ駆け傾向が強まっているが、サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ、東京・芝1600m)の連対経験があり、昨年の東京新聞杯(GⅢ、東京・芝1600m)で2着に食い込んだこともある実力馬ボンドガール(牝5歳/美浦・手塚貴久厩舎)となるだろうか。

文●三好達彦

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