昨年のデイリー杯2歳ステークスを制した全兄のレッドベルジュールは、朝日杯フューチュリティステークスで大敗したのち、喉の疾病や、休養中の骨折などのため引退を余儀なくされた(現在は種牡馬)。兄も管理した藤原調教師はそのリベンジを期してGⅠタイトルに臨む。
デイリー杯2歳ステークスでレッドベルオーブに敗れはしたものの、アタマ差の2着に食い下がったのがホウオウアマゾン(牡2歳/栗東・矢作芳人厩舎)。逃げて良し、先行して良しの安定感がウリで、前走後の調教で見せる成長ぶりが著しく、週ごとに評価を上げている。コントレイルで三冠制覇を達成した矢作芳人調教師は、このレースにも3頭の管理馬を出走させる。リーディングトレーナー争いでトップを走る”チーム矢作”のなかでは、本馬の能力が随一だろう。
今年初年度産駒がデビューした2015年の二冠馬ドゥラメンテが、早くも3頭の子どもをGⅠのステージへ送り込んできた。そのうち、2戦2勝で臨んできたドゥラモンド(牡2歳/美浦・手塚貴久厩舎)、東京スポーツ杯2歳ステークスで3着に入ったジュンブルースカイ(牡2歳/栗東・友道康夫厩舎)が注目株だ。ちなみにドゥラメンテの手綱をとる武豊騎手は、本レースに20回騎乗して未勝利。もし勝利を挙げれば、勝っていないJRAのGⅠタイトルは翌週に行なわれるホープフルステークスのみになる。
その他、ルメール騎手の手腕で距離延長の課題解消に賭ける京王杯2歳ステークス(GⅡ、東京・芝1400m)の覇者モントライゼ(牡2歳/栗東・松永幹夫厩舎)も展開次第での浮上が有り得る。また新潟2歳ステークス(GⅢ、新潟・芝1600m)を最速の上がり時計で勝利したショックアクション(牡2歳/栗東・大久保龍志厩舎)、デイリー杯2歳ステークスで重賞初挑戦ながらしぶとい末脚で3着に入ったスーパーホープ(牡2歳/栗東・藤岡健一厩舎)などが面白い存在になるだろう。
文●三好達彦
デイリー杯2歳ステークスでレッドベルオーブに敗れはしたものの、アタマ差の2着に食い下がったのがホウオウアマゾン(牡2歳/栗東・矢作芳人厩舎)。逃げて良し、先行して良しの安定感がウリで、前走後の調教で見せる成長ぶりが著しく、週ごとに評価を上げている。コントレイルで三冠制覇を達成した矢作芳人調教師は、このレースにも3頭の管理馬を出走させる。リーディングトレーナー争いでトップを走る”チーム矢作”のなかでは、本馬の能力が随一だろう。
今年初年度産駒がデビューした2015年の二冠馬ドゥラメンテが、早くも3頭の子どもをGⅠのステージへ送り込んできた。そのうち、2戦2勝で臨んできたドゥラモンド(牡2歳/美浦・手塚貴久厩舎)、東京スポーツ杯2歳ステークスで3着に入ったジュンブルースカイ(牡2歳/栗東・友道康夫厩舎)が注目株だ。ちなみにドゥラメンテの手綱をとる武豊騎手は、本レースに20回騎乗して未勝利。もし勝利を挙げれば、勝っていないJRAのGⅠタイトルは翌週に行なわれるホープフルステークスのみになる。
その他、ルメール騎手の手腕で距離延長の課題解消に賭ける京王杯2歳ステークス(GⅡ、東京・芝1400m)の覇者モントライゼ(牡2歳/栗東・松永幹夫厩舎)も展開次第での浮上が有り得る。また新潟2歳ステークス(GⅢ、新潟・芝1600m)を最速の上がり時計で勝利したショックアクション(牡2歳/栗東・大久保龍志厩舎)、デイリー杯2歳ステークスで重賞初挑戦ながらしぶとい末脚で3着に入ったスーパーホープ(牡2歳/栗東・藤岡健一厩舎)などが面白い存在になるだろう。
文●三好達彦