また、これまでの指針だった新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインについて「政府の知見も溜まっているのでそれを加味した内容にするなど、行動様式など盛り込んだ修正を検討していく」とアップデートすることを示唆した。そのうえで、「ラグビー競技自体での濃厚接触は非常に稀であり、グラウンド以外でのミーティングや食事などでの接触が感染拡大の要因として考えられる。日常生活における接触や行動もポイントになってくる」と、ラグビーの練習や試合そのものでの感染拡大を否定しつつ、集団でのミーティングや食事が影響したとコメントした。
  　なお、8日から活動を停止している東芝については、会見の時点では「開幕戦辞退の報告はない」といい、「東芝と逐次状況を共有しながらどう判断していくか協議している」とも付け加えた。

　待ちに待ったトップリーグ開幕に突如として影が落とされた形となったが、まずは陽性となった選手たちの回復、そしてリーグが無事に運営されていくことを願うばかりだ。

取材・文●齋藤龍太郎（楕円銀河）

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