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春高バレーで“ダイヤの原石”を発見!次世代の日本代表を担う注目株を一挙紹介!

THE DIGEST編集部

2021.01.16

 女子の注目選手は優勝した就実で、2年生ながらゲームキャプテンを務めた深澤めぐみと双子の妹、深澤つぐみ。姉のめぐみはアウトサイドヒッター、妹のつぐみはミドルブロッカーとポジションは異なるが、共に「コートに立っている時は力強い味方だけれど、普段はいいライバル」と言うように、全体練習ができなかった期間、長野の自宅で2km走やトレーニング、ボールを使った練習を2人で行ない切磋琢磨してきた。

 共に最高到達点301cmの高さと、身体に無理のないしなやかなスパイクフォームから放たれるスパイクは高校生屈指の威力を誇り、準々決勝では一昨年の覇者である金蘭会(大阪)、準決勝はキューバからの留学生オポジットのバルデス・メリーサ擁する古川学園(宮城)を次々打破し、決勝では姉妹で49得点を挙げる活躍で試合巧者の大阪国際滝井に快勝を収めた。まだ2年生、基本に忠実な就実でさらなるレベルアップに期待が高まるだけでなく、次世代の日本代表として双子の姉妹が揃って活躍する未来もそう遠くないはずだ。
 
 そしてその深澤姉妹を勝る圧倒的な攻撃力を見せたのが、準決勝で敗れた古川学園のエース、バルデス(3年)だ。最高到達点325cmと脅威のバネとジャンプ力、伸びやかでダイナミックなフォームから放つバックアタックは高校生のレベルを逸脱している。卒業後は日本のVリーグでプレーする予定で、本人は将来帰化して日本国籍を取得し、日本代表としてプレーすることを目標に掲げている。抜群の身体能力と、日本仕込みのテクニック、精神力で新時代の日本代表を牽引する起爆剤となり得る可能性は大いにあるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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