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モータースポーツ

角田裕毅やシューマッハのデビューイヤーはいかに。フェラーリは実力派のルクレールが輝きをみせるか?【F1展望後編】

甘利隆

2021.01.25

フェラーリは実力派のルクレール(左)、アルファロメオはベテラン、ライコネン(右)の走りに期待。(C)Getty Image

フェラーリは実力派のルクレール(左)、アルファロメオはベテラン、ライコネン(右)の走りに期待。(C)Getty Image

【スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ】
#16 シャルル・ルクレール
#55 カルロス・サインツ

 2020年、コンストラクターズランキング6位に沈んだフェラーリは、若手実力派2人を擁して逆襲を誓う。在籍3年目となるシャルル・ルクレールは、競争力の足りないマシンで去年の開幕戦オーストリアGPで2位、第4戦イギリスGPで3位と2度の表彰台。計10回入賞し、レースでの強さを印象付けた。

 同世代の好敵手、ランド・ノリスと同じく今年に入って新型コロナウイルスに感染してしまったが、2勝を挙げた2019年のような輝きを見せて欲しいところだ。

 マクラーレンから移籍したカルロス・サインツは、落ち着いたレース運びが持ち味だ。去年も第8戦イタリアGPでの2位表彰台を含む、計12回の入賞を果たした。F1界きっての名門は、速さ、安定感はもちろんのこと、マクラーレンでのチームとのコミュニケーションの取り方、仕事の進め方についても詳細に調査。チームに貢献できることを確認し、獲得に至ったという。

 昨シーズンはダウンフォースと空気抵抗のバランスに苦しんだため、ニューマシン、SF21はリアエンドの気流を最適化する方向で開発が進められ、燃料流量に関する技術の変更により2019年に比べて50馬力ほど出力が下がってしまっていたパワーユニットの開発も順調のようだ。しかし、メルセデス、レッドブルとの差は依然として大きく、2021年の現実的な目標はコンストラクターズランキング3位を獲得することだろう。
 
【アルファロメオ・レーシング・オーレン】
#7 キミ・ライコネン
#99 アントニオ・ジョヴィナッツィ

 ルノー製パワーユニットにスイッチするという情報も流れていたアルファロメオだが、引き続き、今後数年(2025年まで?)、フェラーリのものを継続使用する方向で話がまとまりつつあるようだ。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィのコンビは3年目を迎える。

 昨年はフェラーリ製パワーユニットの出力不足により2人のドライバーは共に苦戦を強いられたが、チャンピオン経験者のライコネンは雨に見舞われたポルトガルGPのオープニングラップで10台抜きのオーバーテイクショーを繰り広げるなど、走りの切れ味は健在。このレースでの走りは、世界中のモータースポーツファンの投票によって決まる『FIAアクション・オブ・ザ・イヤー』に選ばれた。

 現在41歳の“アイスマン”は、329回の歴代最多出走記録を保持しているが、今シーズン、全23レースに無事出走すれば記録は352回まで伸びることになる。

 昨シーズン、ジョヴィナッツィはライコネンと同じ4ポイントを獲得したが、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のドライバーたちがそのシートを虎視眈眈と狙っており、そろそろ印象に残る結果が欲しいところだ。
 

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