フォーミュラカーレース参戦からわずか６年目でF１に辿り着いた早熟のルーキーだが、「10年前に戻ることができたら？」という質問に対し、「他のことに気を取られることなく、早くレースに全力を注ぐようアドバイスしたい」と回答。「16歳になるまで、さほどレースに熱中せず、努力もしなかった」と振り返っているが、その後の彼のレースに対する真摯な姿勢を考えると、非常に印象的な言葉である。
  　その他、カート時代の父親との思い出や、プライベートやパーソナルなことにも言及した角田。ここでは、20歳の普通の青年の側面も垣間見せるなど、親しみを抱かせる内容が綴られている。

　今後、角田は２月23～25日にもプロモーション素材の撮影を兼ねた走行テストを行なう予定で、３月12～14日のバーレーンでの新型マシンによる合同テストを経て、28日にいよいよ本番の時を迎える。物怖じしないルーキーが、万全の準備をこなした上でシーズン開幕戦のバーレーン・グランプリに臨めるよう期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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