第３は「メンタルチャレンジ」。これについても、角田がかつてメンタル面で安定感を欠き、これがドライビングやレース運びに影響したことを振り返りながら、昨季途中からメンタルトレーナーを雇ったことで大幅に改善されたことが記されている。

　第４は「サーキット上での資質」で、ドライバーとしての基本の部分だが、ここではレッドブルの責任者ヘルムート・マルコのコメントを引用し、「驚くべきスピードを持っている」他、タイヤマネジメント能力にも秀でているなど、優れた「レースクラフト」も有していると評した。
  　そして最後は「バックの決定」。彼を全面的にバックアップするレッドブルが、適切な時期にアルファタウリから“シニアチーム”への昇格などの決断を下せるか。これを誤ると、余計なプレッシャーがドライバーにかかることになると、同メディアは警告している。

　このように、過去の大多数の日本人ドライバーとは異なり、勝つ可能性が十分にあるドライバーとして世界中で捉えられている角田。ここから正しいプロセスを辿り、期待に応えられる存在となれるか。非常に楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部

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