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モータースポーツ

「16歳までは努力もしなかった」早熟のF1ルーキー・角田裕毅がレースキャリアを回想。最高峰での挑戦に意気込む

THE DIGEST編集部

2021.02.01

角田は「日本人ドライバーとしてグリッドに立てることを誇りに思う」とも語った。(C)Getty Images

角田は「日本人ドライバーとしてグリッドに立てることを誇りに思う」とも語った。(C)Getty Images

 F1チームのアルファタウリ・ホンダは1月27~28日、今季デビューする角田裕毅のために、本拠地イタリアのイモラ・サーキットで走行テストを行なった。

 レギュレーションにより、車はトロロッソ時代の2019年型を使用しなければならなかったものの、ルーキーにとっては貴重な走行の機会を与えられた角田は、自身のSNSで「F1マシンに戻ることができたこと、素晴らしいサーキットで2021年のスタートを切れたことがとても嬉しい。この2日間で多くのことを学べたし、大きな経験になりました」と綴り、関係者に感謝の意を表している。

 一方、期間中にSNSでテストの模様を伝えてきたアルファタウリは、さらに公式サイトで角田へのインタビューを行ない、新たな挑戦への抱負などを語らせるとともに、この20歳の日本人ドライバーの様々な側面を紹介している。
 
 F1へ到達する経緯について「出場した全てのカテゴリーで勝てたことにより、自信を深めることができた」と語る角田にとって、F2で走った昨季は「あらゆる面で大きな進歩を遂げたシーズン」である他、「非常に成功したシーズンで、これまでのレーシングキャリアにおけるベストの時期」だったという。

 今季、F1というカテゴリーの最高峰に挑戦するにあたり、「モータースポーツにおいて、キャリアの次のステップは簡単なものとならないことは分かっているが、それでも待ち切れない」と、開幕に向けて心を高揚させている。

 そして、「可能な限り車に適応するため、最初から全力でプッシュしていきます。僕はミスを恐れません。もちろん、そうしないように努めますが、最初のうちはミスを避けるのは難しいと思います。しかしF2で証明したように、ミスから学ぶことができると確信しています」と、持ち前の積極性を前面に出していくことを誓った。

 小林可夢偉以来7年ぶりとなる日本人F1ドライバーの誕生という点でも注目を集めていることについては、「日本のファンのサポートを得ることができて嬉しい」「日本人ドライバーとしてグリッドに立てることを誇りに思う」とポジティブに捉え、常に自分自身をプッシュしているため、特にプレッシャーを感じることもないとも語っている。
 

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