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格闘技・プロレス

ノア武道館で武藤敬司がグランドスラム達成!「三沢光晴が俺を応援してくれてたんだよ」

どら増田

2021.02.13

「三沢は俺を応援してたんだよ」とリング上でエメラルドフロージョンを放った理由を話す武藤。

「三沢は俺を応援してたんだよ」とリング上でエメラルドフロージョンを放った理由を話す武藤。

 シャイニングウィザード3連発をカウント2で返された武藤は、故・三沢光晴さんの必殺技、エメラルドフロージョンを披露する。シュミット式バックブリーカーから、封印していたムーンサルトを狙うがこれは自ら諦める。

 潮崎はエルボーの連打から豪腕ラリアットもカウント2。ムーンサルトもカウント2で返した武藤が、カウンターのフランケンシュタイナーでカウント3を決めた。

 これで武藤は58歳でグランドスラムを達成。場内は終盤から観客による重低音ストンピングで武道館が揺れまくる熱戦だった。
 
 試合後、清宮海斗が現れたが、武藤は清宮と目を合わせるも花道からバックステージへ。

 コメントブースで清宮は「武藤さんの偉大さはわかってます。でも今じゃない。俺が潮崎さんに獲られたベルト。武藤さんからベルトを獲り返すのは俺しかないと思ってます。あのベルトに俺が挑戦します」とアピールした。

 武藤は「潮崎強かったよ。(コーナーからムーンサルトに)実際、行こうと思っんだけど体が反応しなかったよ。恐怖心なのか何なのか。これしか俺がこいつを破る技はないなと思ったからさ。ただ、キャリアの中でこの引き出しあったなというのがあったから。ボクシング並みに年に2回ぐらいのタイトルマッチでいいんじゃない?ノアに言おう。それぐらいキツかった」と試合を振り返った。

 また三沢さんのエメラルドフロージョンを出したことについては「あんなもんぶっつけ本番だよ。一回失敗したけど抱えただけでお客が反応したから(出した)。もしかしたら三沢光晴が潮崎じゃなくてやっぱり俺の応援してたんだよ。俺が強くないと永遠の恋人と言われた三沢社長も弱くなるからな。やっぱり三沢は俺を応援してたんだよ」と理由を明らかにした。

 清宮の挑戦表明に関しては「まだ霧の中」と考えられない様子だったが、リベンジに燃える清宮の再戦は避けて通れないだろう。

◆プロレスリング・ノア◆
『DESTINATION 2021~BACK TO BUDOKAN~ 』
2021年2月12日
東京・日本武道館
観衆 4196人
▼GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●潮崎豪(29分32秒 フランケンシュタイナー)武藤敬司○<挑戦者>
※武藤が第34代王者となる

取材・文●どら増田

【動画】「三沢光晴が潮崎じゃなく、俺のほうを応援してたんだよ」武藤敬司58歳のバックステージコメント

【プロレスリング・ノア2.12武道館】レジェンド武藤敬司がGHC王者を奪取しシングル3大メジャー王者に!
 
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