今後のキャリアに対しては「永続的な成功のためには外部要因の影響を受ける」としながらも、「角田がレッドブルのドライバー育成プロジェクトのヒット作であることは明らか」と同メディアは断言した。

　角田のF１での成功の可能性については、様々なメディアが言及しているが、『THE RACE』は過去にデビュー戦でポイントを獲得したドライバーのその後のキャリアに注目。近年の年間王者経験者でニコ・ロズベルグ、ハミルトン、ヴェッテルがこれに該当し、33人の歴代王者の中では10人がデビューレース時から結果（ポイント獲得）を出していたという。
  　一方で、セバスティアン・ボーデ、セバスティアン・ブエミ、ケビン・マグヌッセン、ポール・ディ・レスタ、ストフェル・バンドーン（角田の前の最後の達成者）ら、好スタートを切ったものの、成功と言えるF１キャリアを歩めなかった者も少なくない。

　同メディアは、角田がどのような道を歩むのかは不明としながらも、「優秀なドライバーだけが可能な素晴らしいデビュー」を飾ったと評し、「彼のパフォーマンスとアルファタウリの車のペースを考えると、デビュー戦を上回れなかった過去のドライバーのグループに入ることはないだろう」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】デビュー戦で９位入賞！角田のオーバーテイクシーンをチェック