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天皇賞・春の出走馬を徹底分析! 注目はディープインパクト産駒の5歳馬2頭、激走期待の穴馬はいずれか

三好達彦

2021.05.01

【激走期待の特注馬は?→オーソリティ】

 2月末の松籟ステークス(3勝クラス、阪神・芝3200m)を圧勝し、“遅れてきたディープインパクト産駒の大物”との声も聞かれるディアスティマ(牡4歳/栗東・高野友和厩舎)。昨年の阪神大賞典(G2)、一昨年のダイヤモンドステークス(G3)と長距離重賞2勝を挙げているユーキャンスマイル(牡6歳/栗東・友道康夫厩舎)。昨年のオークス(G1)で2着に入り、前走の日経賞(G2)でカレンブーケドール、ワールドプレミアを降して勝利を収めたウインマリリン。上位進出を狙う伏兵にも事欠かないが、本稿で特に推したいのは、G2を2勝しているオーソリティ(牡4歳/美浦・木村哲也厩舎)だ。

 青葉賞を勝ったのち、日本ダービーを前に骨折が判明して休養に入ったが、半年後の復帰戦となったアルゼンチン共和国でも先行・差し切りの鮮やかな勝利を飾り、あらためてポテンシャルの高さをアピールした。そのあと、G1初挑戦の有馬記念は疲労残りもあって大敗を喫したものの、今季初戦のダイヤモンドステークスではクビ差の2着とし、長距離戦への適性の高さも示している。

 十分なレース間隔をとって臨む一戦は、今年すでにG1・2勝と大一番での強さをみせる川田将雅騎手が引き続き手綱をとる。その手腕をもってスムーズに流れに乗れれば、直線では父オルフェーヴルの血が爆発するシーンが見られるかもしれない。
 
【馬券の狙い方は?→力量拮抗と見るならば、人気薄から流すのも手】

 ここまで紹介してきた有力馬だが、いわゆる“抜けた馬”がいないというのがトータルな印象。ならば自らが目を付けた人気薄を軸に、手広く流して穴を狙うのも一考だ。

 筆者は、カレンブーケドールを軸にしたもの、オーソリティを軸にしたもの、二通りの連勝系馬券で広く、薄く流して穴を狙ってみるつもりである。

文●三好達彦

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