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「混戦」の天皇賞・春を制すのは?長距離適正&道悪巧者ディープボンドが大本命!対抗馬は…

THE DIGEST編集部

2021.04.30

もっとも勢いを感じさせる牡4歳のディープポンド。写真:産経新聞社

もっとも勢いを感じさせる牡4歳のディープポンド。写真:産経新聞社

 5月2日(日)、古馬の長距離王決定戦である天皇賞(春)(GⅠ、芝3200m)が行なわれる。

 今年の一番の見どころは、改修工事中の京都から阪神へと舞台を移しての開催となることだろう。これは27年前の1994年以来だが(当時の勝ち馬は前年の菊花賞馬ビワハヤヒデ)、阪神は2006年に大幅にコースが改修されているため、“新コース”での天皇賞開催は初のこととなる。2周目は「内回りコース」を走るため、最後の直線の長さは351.9mで、外回り(476.3m)と比べて120mほど短いのが特徴である。

 次いての見どころは(「特徴は」と言うべきか)、出走予定馬にGⅠウィナーがマカヒキとワールドプレミアの2頭しかいないことだ。

 ただ、だからといって「低調なメンバー」と決めつけられないのが難しいところ。後に紹介するが、GⅠ戦線で好レースを繰り広げた実績を持つ馬が片手に余るほどスタンバイしており、「混戦」の状況を呈している。

 加えて、週末の関西地区は降雨確率が高く、またもGⅠが道悪にたたられる可能性があるから余計に展望するのが難しくなっている。

 そこで今回は、「荒れる」要素を重く見て、有力馬を幅広く分析していこう。
 
 オッズは上位の数頭で拮抗すると思うが、1番人気に推される可能性が高いのは、もっとも勢いを感じさせるディープボンド(牡4歳/栗東・大久保龍志厩舎)であろう。

 昨年はクラシック戦線を歩み、皐月賞(GⅠ)は10着に大敗したが、京都記念(GⅡ)を勝って臨んだ日本ダービー(GⅠ)は5着に健闘。秋は神戸新聞杯(GⅡ)、菊花賞(GⅠ)をともに4着として、その後は休養に充てていた。
 
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