欧米メディアも高い関心を示している。日本国内における新型コロナウイルスの感染状況、それに伴った五輪開催反対の風潮などを踏まえつつ、今回の一件をこぞって取り上げている。
そんななか、中国の全国スポーツ紙『新浪体育』は明確に反発の意を示し、池江の考えを尊重した。同メディアは池江の経歴をしっかり振り返り、白血病の発症から競技に復帰するまでを追い、結果的に東京五輪出場を掴むまでの道のりを紹介した。そのうえで、強めの物言いで次のように論じている。
「白血病との闘いに打ち勝ち、五輪出場の権利を勝ち取る奇跡を起こした彼女に対して、酷いサイバーバイオレンスが仕向けられた。参加辞退や反対を表明するように促す書き込みが、数多く届いているというのだ。彼女の投稿内容を読むかぎり、かなりのプレッシャーに苦しめられていると推察される。彼女をはじめ、五輪出場を夢見るアスリートたちがどんな想いで4年間を過ごしてきたかをイメージできる者なら、このようなアタックは決して選手に向けられるべきではないと分かるはずだ」
さらに同紙は「池江自身は2024年のパリ五輪が目標だと語っていたが、情勢は変化し、東京大会に間に合う結果となった。一度は諦めた夢を叶えられた彼女の想いはいかばかりか」と説き、「それがあろうことか、あり得ないサイバーバイオレンスに直面する羽目になった。それでも彼女は病気や今回のようなことで、立ち止まったりはしないだろう」と続けた。
池江は先月行なわれた日本選手権で見事4冠を達成。女子400メートルリレーと女子400メートルメドレーリレーの五輪出場権を獲得し、それ以外にも女子100メートル自由形など個人で出場権を得る可能性が残されている。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTOギャラリー】東京五輪で輝け! 日本競泳のヒロイン、池江璃花子の厳選フォトを一挙お届け!
そんななか、中国の全国スポーツ紙『新浪体育』は明確に反発の意を示し、池江の考えを尊重した。同メディアは池江の経歴をしっかり振り返り、白血病の発症から競技に復帰するまでを追い、結果的に東京五輪出場を掴むまでの道のりを紹介した。そのうえで、強めの物言いで次のように論じている。
「白血病との闘いに打ち勝ち、五輪出場の権利を勝ち取る奇跡を起こした彼女に対して、酷いサイバーバイオレンスが仕向けられた。参加辞退や反対を表明するように促す書き込みが、数多く届いているというのだ。彼女の投稿内容を読むかぎり、かなりのプレッシャーに苦しめられていると推察される。彼女をはじめ、五輪出場を夢見るアスリートたちがどんな想いで4年間を過ごしてきたかをイメージできる者なら、このようなアタックは決して選手に向けられるべきではないと分かるはずだ」
さらに同紙は「池江自身は2024年のパリ五輪が目標だと語っていたが、情勢は変化し、東京大会に間に合う結果となった。一度は諦めた夢を叶えられた彼女の想いはいかばかりか」と説き、「それがあろうことか、あり得ないサイバーバイオレンスに直面する羽目になった。それでも彼女は病気や今回のようなことで、立ち止まったりはしないだろう」と続けた。
池江は先月行なわれた日本選手権で見事4冠を達成。女子400メートルリレーと女子400メートルメドレーリレーの五輪出場権を獲得し、それ以外にも女子100メートル自由形など個人で出場権を得る可能性が残されている。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTOギャラリー】東京五輪で輝け! 日本競泳のヒロイン、池江璃花子の厳選フォトを一挙お届け!