理想の主将像として名前を挙げたのは、ブラジル代表のブルーノ・レゼンデ。「表現力があり、勝ちたいという思いを前面に出す。クラブや代表でも結果を残し、尊敬できる選手」と、自らの姿に重ねた。
キャプテンシーは、すでに発揮されている。チームに合流した16日の練習前、中垣内監督からの紹介の後、自ら発言を求めネーションズリーグに向け「他のチームは五輪に向けて予選を戦ってきている。僕たちも予選のつもりでもう一度、気持ちを引き締めよう」と呼びかけた。
同年代の小野寺太志(JT)は「チームの方針を示してくれた。実力のある選手が話してくれることで、若い選手は『なるほど』となる。声は小さかったが、頼りになる主将だと思って聞いていた」と話し、中垣内監督は「着実に成長している証だと感じた。紹介だけして、話す場を与えなかった自分が情けなく思った」と、石川の主将としての適任性を語った。
16チームで戦うネーションズリーグ。石川が掲げた目標は8位以内。「五輪の最低目標は予選突破。五輪では上位8チームなので、8位以上を目指す。五輪を見据えて戦いたい」と意気込んでいた。
文●北野正樹(フリーライター)
【著者プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。
キャプテンシーは、すでに発揮されている。チームに合流した16日の練習前、中垣内監督からの紹介の後、自ら発言を求めネーションズリーグに向け「他のチームは五輪に向けて予選を戦ってきている。僕たちも予選のつもりでもう一度、気持ちを引き締めよう」と呼びかけた。
同年代の小野寺太志(JT)は「チームの方針を示してくれた。実力のある選手が話してくれることで、若い選手は『なるほど』となる。声は小さかったが、頼りになる主将だと思って聞いていた」と話し、中垣内監督は「着実に成長している証だと感じた。紹介だけして、話す場を与えなかった自分が情けなく思った」と、石川の主将としての適任性を語った。
16チームで戦うネーションズリーグ。石川が掲げた目標は8位以内。「五輪の最低目標は予選突破。五輪では上位8チームなので、8位以上を目指す。五輪を見据えて戦いたい」と意気込んでいた。
文●北野正樹(フリーライター)
【著者プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。