ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは「初走行となるモナコで、貴重なプラクティスの時間を失う結果となりました。土曜日から挽回してほしいと思います」とホンダレーシング公式サイトを通して語ったが、海外メディアも同じく「ルーキーが貴重な時間を失った」といった内容で角田の「ウォールキス」を報じている。
  　スポーツ専門チャンネルの『Sky Sports』は「“モナコ初心者”の角田は偏在するガードレールへのクラッシュにより、重要な走行時間を失った」、オランダの専門メディア『F1 MAXIMAAL.NL』は「角田にとっては幸せな１日ではなく、必要な時間を失ったが、幸いにもダメージは限定的であり、土曜日のセッションでコースを知ることができる」、イタリアの『MOTORIONLINE』は「角田はFPでドライビングに幾つかの問題を抱え、そのパフォーマンスは忘れるべきものとなった」と綴った。

　F１公式サイトからも「ピエール・ガスリーが輝く傍らで、角田は最初の経験への困難なスタートを切った」とチームメイトを引き合いに出されてネガティブに報じられた21歳だが、ここから土曜日のFP３と予選、日曜日の決勝に向け、いかなる立て直しを見せるかに要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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