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モータースポーツ

「最後のラップが悔しい」角田裕毅、自己最高7位も満足感なし。同僚ガスリーは「本当に良いレースをした」と賛辞

THE DIGEST編集部

2021.06.07

 そんな21歳の日本人ドライバーについて、予選ではクラッシュを喫したことに対して「リスクを考えずに突っ込み過ぎるところがあり、限界点を知る必要がある」(『F1MAXIMAAL.NL』より)と苦言を呈していたチーム代表のフランツ・トストも、「素晴らしい7位フィニッシュ。(ガスリーとともに)ピットストップから戦略に至るまで、本当に良い仕事をした」と称賛している。

 盤石だったフェルスタッペンのリタイヤというショックを、セルジオ・ペレスの今季初優勝によって癒されたホンダの田辺豊治テクニカルディレクター(TD)は、アルファタウリの躍進にも満足感を示し、角田については「見事7位に返り咲いた」と喜びのコメント。本橋正充・副TDも「今週末、ユウキは良い仕事をした。初めてのバクーで、セッションごとに進歩を遂げた。これまで厳しい週末を過ごしてきたが、改善するために懸命に働いた」と賛辞を贈った(ホンダ・レーシング公式サイトより)。
 
 エンジントラブルを抱えながらも、リスタート後はルクレールとの凄まじいバトルを制して、初優勝を飾った昨季イタリアGP以来となる表彰台を達成したガスリーは、「信じられないほどの週末」と喜びを語るとともに、「チームとして多くのポイントを獲得できたことは、とても良かった。ユウキはとても良いレースをしてくれた。今回はチームの全員がファンタスティックな仕事を果たした。今夜、みんなで祝えたらいいね」とチームメイトを称えた(『planetf1』より)。

 予選でのクラッシュ、2度とも順位を落としたスタートと、課題は残したものの、それ以上に多くの収穫を得られたレースだったと言えよう。今GP前に話題となった「イタリア移住」の効果が早くも表われる形となったが(アルファタウリもSNSでそれを指摘)、2週間の休息・準備の後、フランスGP(ポール・リカールは走行経験あり)ではさらなる進化を見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】アゼルバイジャンGPで2強がまさかの…フェルスタッペンのクラッシュ、ハミルトンのコースアウトの様子
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