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モータースポーツ

物議を醸すハミルトンとフェルスタッペンの接触…両者は批判と自己弁護の応酬!他のドライバーたちの見解は?

THE DIGEST編集部

2021.07.20

 他のドライバーもこの件についてはコメントを残しており、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、「不幸な出来事ではあったが、2人のどちらかが意図的にやったとか、ミスを犯したということはないと思う。不運な瞬間だったということだ」、2列目からスタートしたヴァルテリ・ボッタス(メルセデス)は「2人は昨日のスプリント予選でも激しく戦っており、何かが起こると感じていた。両者が全力を出し、ともに諦めない場合に、こういうことが起こる可能性はある」と、それぞれ見解を示した。

 またルクレールも、「視界の問題で全てを見るのは難しかった」としながらも、「あれはレースアクシデントであり、どちらかに責任を負わせるのは酷だろう。明らかにインは空いていた。ルイスは完全に前に出ていなかったかもしれないが、マックスがかなりアウトで攻撃的だったのも事実だ」とコメント。ボッタスとともに、「重要なのは、マックスが無事だったということだ」と、同じF1ドライバーとしての仲間を気遣った。
 
 メディアやファンの意見も様々だが、フェルスタッペンの母国オランダの専門メディア『F1 MAXIMAAL』は「酷いクラッシュの原因がハミルトンにあるのは明らかであり、一部の専門家がレースアクシデントと見なしていることが理解できない。あの場面でフェルスタッペンはハミルトンを上回り、レースラインにいた。ハミルトンはリスクを制限するべきなのに、それをやらなかった。7度のチャンピオンの奇妙なミスだ」と、かなり厳しくハミルトンを糾弾している。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』によれば、ハミルトンの勝利を祝福したメルセデスのSNSには、人種差別的な書き込みが多くなされ、運営会社がこれらを削除したことを発表するなどの騒ぎも起きているという。

 英国の公共放送『BBC』が「1990年日本GPでのアイルトン・セナとアラン・プロストの接触を彷彿とさせる場面だったが、今回、コース外に弾き出されたのは1台だけだった」と報じたアクシデント。これが、両ドライバー、両チームの間に禍根を残すことがなければ良いが……。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】右リアが吹っ飛び、タイヤバリアに激突…フェルスタッペンとハミルトンの接触シーンはこちら

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