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食と体調管理

「準備やケアも若い選手に真似てほしい」。WEリーグ屈指のベテランSB鮫島彩が語る「食とコンディショニング」

西森彰(フリーライター)

2021.09.01

世界と戦っていく中で改めて感じた身体の差。食事にもさらに気を遣うようになっていった(写真:金子拓弥)

世界と戦っていく中で改めて感じた身体の差。食事にもさらに気を遣うようになっていった(写真:金子拓弥)

――栄養面を意識するようになったのはいつごろからでしょうか?

「やっぱり、2011年の女子ワールドカップ(ドイツ大会)が終わってからですね。急に、自分が世界の舞台に上がって「これは食事とか、そういうベース的なところをどうにかしないと戦っていけないぞ」っていう感覚になって、栄養士さんにお世話になるようになりました。とにかく、やれることをやらなければ高いレベルでサッカーができないという状況になりましたから」

――その後、海外でもプレーされましたが、そこで刺激を受けたことはありますか。

「欧米の選手は、私たち日本人よりも体格ががっしりしていて、身長、体重もあって、それでも筋トレ系のフィジカルトレーニングについては、私たちよりも多く取り入れています。私たちももっとやっていかないと追いつけないと思いました」

――食事について、栄養士の方とも、お話をされたりしているんですか。

「「ウェイトを増やしたい時には」「内臓が疲れた時には」と、その時々の状態にあわせて、どのような食事をしたらいいか教えていただいています。年齢を重ねると内臓の機能から衰えていくと聞いたことがあるんですけども、脂っこいものを食べると消化しなかったり、うまく水分補給をしていても体には吸収されなかったり……。そうした時に、どうやって胃腸の調子をうまく整えながら、身体にしっかりと良い栄養を届けるための食事などを教えていただいています」

――そういったアドバイスをとり入れて、自炊されているんですか。

「はい。おすすめのメニューを教えていただいたり、自分で調べて自炊しています。試合後に食事を作る元気もないような状況では、とにかく簡単にスーパーでお刺身を買ったり、丼ものにしたり。簡単で栄養が取れるというメニューも教わったりしています。お腹が空きやすい私でも、夏場になると食欲が落ちたりするので、そういう時にさっと食べられて栄養素も入っているようなものも勉強しています」

――近年は「腸活」も注目されていますが、意識されていますか?

「腸内環境を整えるのは大事ですし、動かなかったらマイナスの方に働くというのは実感しています。食物繊維の豊富に摂れるきのこは、数種類を冷凍保存しておいて、よく料理に使っています。何も考えずに食事をすると、上手く循環しなくなったりもします。水分が体にちゃんと吸収されていなかったりすると、パフォーマンスを低下させるので、腸内環境を良くしないといけません」

――「鮫島選手は、試合前のウォーミングアップや、試合後のケアを、とてもしっかりやっている」という話を聞きました。

「貪欲にパフォーマンスを伸ばしていきたいという気持ちや、ケガの予防の観点からいろいろとやっていることはあります。年齢を重ねていったら、そういう部分に気を使わないと身体が壊れていってしまう。浦和の安藤梢選手(三菱重工浦和レッズレディース)や、同じチームの阪口(夢穂)、有吉(佐織)に話を聞いてもそうです。みんな、若い選手たちに真似してほしいなというような準備やケアをしています」

「きのこは「わが家のエース」です(笑)」。未公開インタビューを公開中!

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