『THE RACE』はさらに、「決勝を翌日（月曜日）に延期できなかったか？」という疑問を提起しているが、これについてはマシ・ディレクターが「レースを延期することはできない。主催側だけでなく、各チームのドライバーやスタッフ、その他のレース関係者、そして観客と、影響が及ぶ範囲が広すぎるため、これに対応する能力はない」と可能性自体を否定。同メディアも、コースマーシャルや会場のボランティアなど、平日は別の業務に就いている者が多いため、延期は厳しかったと綴っている。
  　ドライバーの中では、ルイス・ハミルトンがこの歴史的に最も短いレースを「茶番劇」と酷評。「金のためだ。たった２周だけで終わったのは、全て金のためのシナリオだ。ファンには払い戻しをするべきだ。彼らは見るべきものを見られなかったのだから」と主張。予選Q３で中止を求めた矢先にノリスが大クラッシュを喫したことで怒りを露にしていたヴェッテルは、５位でポイントを獲得したことについて「冗談だろ？　今日、何をしたというんだ？　理解できない」と語っている。

　まさにベルギーGPは、リカルドが語ったように、「クレイジー、クレイジーな１日、クレイジーな状況」だったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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