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バレーボール

憧れの石川祐希を追い越す存在へ――“新鋭”高橋藍に秘められた可能性。パリ五輪へ向けて見据えるものとは?

THE DIGEST編集部

2021.09.12

 高校や大学では相手ブロックの上から叩き込むことができても、世界を相手にするとなかなか思い通りにはいかない。前衛の選手と連動したバックアタックで高い決定率を残した一方、前衛ではやや苦戦した。相手のブロックに当ててブロックアウトを取ったり、間を抜く巧みさを発揮する場面もあったが、ブロックに捕まる場面もある。

 これまでも事あるごとに「前衛での攻撃力」を課題として挙げてきたように、これからはさらに世界の高さとどう向き合うか。それが大きなポイントとなるはずだ。

 高校時代から石川に憧れていた高橋は、彼が行なってきたトレーニングや練習に目を輝かせながら取り組んできた。五輪で見せたフェイクトスもその1つで「石川選手がやっているのを見て、自分もやりたいと思った。東京オリンピックという最高の舞台でできたのは自信になった」と言うように、常にその背を追い続けてきた。

 だが高橋も日本代表選手となり、夢だった五輪で対角に入った今、求められるのは、「憧れ」の石川に近づき、追い越すような存在へと飛躍することだ。そのために、高橋も石川と同じように世界と渡り合いたいと口にする。
 
「イタリア代表の(アレサンドロ)ミケレット選手は同じ歳。あれだけすごい選手がいることは刺激になりました。自分もそこに近づくために、海外、イタリアでプレーしたいと思いますし、世界で挑戦することがパリオリンピックにもつながっていくと思います」

 春高を制覇した2020年1月はまだ夢でしかなかった五輪出場を現実に変え、次は世界で戦うことを目標に掲げる。もちろんそのためにはまず、アジアで負けるわけにはいかない。

「アジアで1位を取らないと世界で勝つのは難しいと思いますので、アジア選手権は必ず1位を目指して頑張りたいです。目標とするパリオリンピックまで、いかに自分が成長できるかが大事だと思っているので、アジア選手権や1つ1つの大会を自分自身の成長につなげていくことで、パリにつなげたいと思います」

 守備のスペシャリストとしてだけでなく、頼れる日本のエースになる。パリ大会へ向け、伸びしろしかない高橋はどこまで成長するのか。その期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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