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格闘技・プロレス

“目覚めた”武藤敬司、渾身のシャイニングウィザードで「紙一重の試合」を制す! 田中将斗は元旦二冠へ丸藤撃破【ノア】

THE DIGEST編集部

2021.12.08

 一方でメインイベントでは、丸藤と田中が6年ぶりにシングルマッチで激突した。

 試合は丸藤が虎王から不知火を決めてペースを握るも、田中が真・虎王を弾丸エルボーで切り返すと、リストクラッチ式のスライディングDを叩き込む。一度は大技を凌がれた田中だが、最後は丸藤の前後にスライディングDを決めてカウント3をもぎ取った。

 元旦の昼にZERO1後楽園ホール大会で、杉浦貴とのZERO1世界ヘビー級王座への挑戦が決まっており、1日に2タイトルに挑戦するハードスケジュールをこなす予定の田中。そんな48歳はバックステージで、「ノアさんには凄く感謝しています。自分の個人的なこともそうだし、団体のこともそうだし、ノアさんには凄く協力していただいてる」と感謝を口にしたうえで、こう続けた。
 
「ただ、ベルトがノアさんにあるということ、それは必ず獲り返しにいかなあかんし、プロレス始めとしては個人的にシングルいって、タッグいってとある。『二兎を追う者は一兎をも得ず』という言葉もありますけど、俺は二兎をガッチリ取る。

 ノアさんになにが返せるかって言ったら、リングの上で俺の戦いを見せて、それを返すしかないと思ってる。その価値を上げるためにも、プロレス始めで杉浦さんに勝って、そのベルトを持って、武道館にも行って、タッグのベルトも獲る。それが俺のノアさんに対する恩返し」

 さらに「負傷箇所があるんだったらそこは狙ってでも、どんなことをしてでも俺らはベルト獲る」と語った田中。新年早々に二冠獲りを目指す男は、いま貪欲に燃えている。

【動画】目覚めた武藤敬司! 渾身のシャイニングウィザードで望月をKO

◆プロレスリング・ノア◆
『MAN CRUSH 2021』
2021年12月7日
東京・後楽園ホール
観衆 584人
▼シングルマッチ(60分1本勝負)
●丸藤正道(20分49秒 片エビ固め)田中将斗○
※スライディングD
▼シングルマッチ(30分1本勝負)
○武藤敬司(10分15秒 体固め)望月成晃●
※シャイニングウィザード

文●どら増田
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