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モータースポーツ

F1引退説も囁かれるハミルトンに多くの関係者が見解!フェルスタッペンとの“ライバル関係継続”を希望

THE DIGEST編集部

2021.12.22

 また、1年を通してハミルトンと異次元レベルの争いを展開し、熾烈を極めた結果、時には互いに激しく非難もし合った新王者フェルスタッペンは、「ルイスは自分が成し遂げたことにのみ、目を向けるべきだ。そのことが彼自身を慰め、レースを続けるための活力を与えてくれるだろう。彼は来年、8度目のタイトルを目指して戦うことができる。諦めたり、辞めたりする理由は何もないと思う」と、ライバル関係の続行を願っている。

 OBたちも同様の希望を示しており、1996年にウィリアムズで世界王者となった英国人のデイモン・ヒルは、かつての自身とミハエル・シューマッハー、アイルトン・セナとアラン・プロストのように、長く遺恨を残すような「醜い」関係をフェルスタッペンとハミルトンには望んでおらず、「ルイスは敗北を喫したものの、(その後の態度で)尊厳を示した。そして、彼はマックスの素晴らしさを認識し、マックスもルイスを認めた。彼らは改めて、互いに価値のある相手を見つけたのだ」と、彼らの関係の継続に期待を寄せた。

 そのヒルとウィリアムズでコンビを組み、後にマクラーレン、レッドブルで活躍したデイビッド・クルサードは、「ルイスは来季もF1で走るはずだ。彼は2023年までの契約を残している。チームプレーヤーである彼が、チームを裏切ることは絶対にしないと思う。今は失意のどん底にあるだろうが、これまで何度も逆境を乗り越えてきたように、彼は再び前を向いて歩き始めるだろう」と、ハミルトンの8度目の世界制覇挑戦を確信している。
 
 一方、2009年にブラウンGP(後のメルセデス)でタイトルを手にしたジェンソン・バトンは、マクラーレンではチームメイトだった同胞の後輩の去就について「スポーツにおいては、我々が知っている通り、何でも可能だ。我々は大いなる情熱を持って走り続けている。最近のルイスのことは知らないが、僕が知っている以前の彼であれば、タイトルを失ったまま去ることはないと思う」と語った。

 また、下部カテゴリー時代は親友同士であり、メルセデスではライバルとして競い合い、2016年にハミルトンを抑えて世界の頂点に立ったニコ・ロズベルグは、「僕はルイスが来季もグリッドに戻って来て、奪われた王座を取り戻し、8度目の世界王者となるために戦い続けると思っている」との予想を示している。

 各国メディアがハミルトンの去就を探る中、F1専門メディア『GPBLOG』は彼がSNSでF1公式サイト『F1.com』のフォローを外した他、フェルスタッペンもフォロワーのリストに含まれていないことを紹介して、彼のF1(の統括機関)への不信感や結果への不満が相当に大きいと報じているが、果たして史上最強のドライバーは、どのような決断を下すのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】ハミルトンがチャンピオンに輝いたフェルスタッペンを称えたシーン

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