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3連単の配当が278万4560円という驚きの展開に!8番人気のナランフレグがG1初制覇できた理由【高松宮記念】

三好達彦

2022.03.29

 これは想像の域を出ないことではあるが、サンデーサイレンス産駒のなかでもとりわけパワーに長けていたゴールドアリュールから伝えられた底力が、重馬場の条件下だった今回の勝利をアシストしたのではないかと筆者は考えている。

 デビュー16年目にして初のG1制覇を成し遂げた殊勲の丸田恭介騎手は、「後ろから行くのはいつものことで、こういう馬場の経験は少なかったのですが、リズムよく走らせることだけを考えて、直線では自信を持ってインコースへ行きました。宗像先生にはずっとお世話になっていて、こうして恩返しができたと思うと幸せです」と涙ながらに語り、師に長年の謝辞を述べた。
 
 2、3着に突っ込んだ人気薄のロータスランドとキルロードは、時計がかかるコンディションに加え、コースロスを可能な限り減らしてインを進んだ岩田望来騎手、菊沢一樹騎手の好判断が冴えた。

 一方、レシステンシア(6着)とメイケイエール(5着)は、イン有利のトラックバイアスが明確ななか、外枠からのスタートが響いたのは間違いないところ。2頭の手綱をとった横山武史騎手と福永祐一騎手は、ともに「枠順の不利」を敗因のひとつとして挙げており、今回の結果だけで能力を見限るのは早計だろう。

 また、15着に大敗したサリオスに関しては、石4コーナーではすでに手応えが悪かったところをみると、やはり忙しいスプリント戦には向かなかったと断じざるを得ない。

 きわめて予測が難しいレースとなった52回目の高松宮記念。筆者の手に余る結果を突き付けられたわけだが、いまは「これも競馬」と、甘んじて受け止めるしかなさそうだ。

文●三好達彦

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