本来ならば五輪までのスパンは4年。1年目はチームビルディングの期間に充てながら戦力を分析し、2年目からチームを固め五輪を見据え、世界最古で最多出場国数を誇る世界選手権に向けた戦いに挑むのが通常のパターンだった。しかし東京五輪が1年延期となり、パリ五輪まではわずか3年しかなく、今秋には世界選手権が開幕する。スタートの年でありながら、勝負の年でもある。
さらにパリ五輪への出場権を獲得するためには、世界ランク上位24か国のみが出場できる、3グループに分かれた最終予選で上位2位に入らなければならない。開催国のフランスを除く残りの5か国は世界ランキングの上位国から出場が決定するため、一発勝負ではなく常に世界ランキングで上位につけておくことが必須条件となった。
世界ランキングは試合ごとに変動し、ネーションズリーグもその対象となるため、チームとして固めていく時期でありながら、結果も求められる。選手にとっては過酷な戦いとなるが、パリ五輪へ向けたスタートであるのは間違いなく、各国の戦力事情を知る意味でも非常に重要な戦いだ。
誰がレギュラーの座をつかみ、新生日本代表がどんな戦いを見せるのか。2日に始まる韓国戦から、目が離せない戦いとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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さらにパリ五輪への出場権を獲得するためには、世界ランク上位24か国のみが出場できる、3グループに分かれた最終予選で上位2位に入らなければならない。開催国のフランスを除く残りの5か国は世界ランキングの上位国から出場が決定するため、一発勝負ではなく常に世界ランキングで上位につけておくことが必須条件となった。
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